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Dropbox、Amazon Cloud Drive、Google Drive。
それぞれ無料で利用することも可能ですが、個別にアカウントを管理してファイルを同期して……と、手軽とは到底言えない程度の手間がかかります。
ローカル同期によるPC側の容量管理にも気を配る必要があるし。

複数のオンラインストレージをまとめて扱えれば便利なのに!と夢みたことのある方、少なくないと思いますし、誰かが『便利なのに!』と望んだサービスは探せば見つかるのがインターネットのすばらしいところ。


odrive』を使えば複数のオンラインストレージをまとめてローカル同期(アカウント管理)できるので、ダウンロードはもちろん、それぞれのオンラインストレージへのアップロードも可能になります。

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PCにアプリをインストールする必要がありますが、インストールに際してはアカウントの作成が必要になります。
GoogleやFacebook、Amazonのアカウントが利用できるので、同期したいオンラインストレージやSNSのアカウントを利用します。
同期設定にはodriveの管理ページから、各オンラインサービスへのユーザー認証が必要になるので、同期の必要がないアカウントで認証するのはセキュリティ的にオススメしません。

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インストールが完了すると、Mac起動時に自動で立ち上がるようシステム環境設定に追加されます。
あまりお行儀の良いインストールとは言えませんし、常時起動させておく必要のない方(常に同期する必要のない方)には迷惑でしかありませんから『ユーザーとグループ』の項目から削除してください。

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『odrive』インストール後に起動すると、メニューバーにアイコンが表示されるので、odriveの基本的な環境設定を行います。

テザリングやモバイルルーターでの利用が多い方は『自動でダウンロードするファイルサイズの制限(Auto Download Limit)』を設定して、ネットワークの流量を抑えたほうが良いです。
128GBなどの小容量SSDを搭載したMacBook Airなどを利用している方は『同期解除するまでの日数(Auto Unsync Files)』『ゴミ箱を空にするまでの時間(Auto Empty Trush)』を設定して、ローカルを圧迫しないよう調整してください。

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『odrive』で同期するオンラインストレージはodriveのWebページから登録・削除することができます。
『Get more links』から同期したいオンラインサービスを選択してください。
同期にはユーザー認証が必要になりますが、odrive側にパスワード情報などが渡されることはありませんので、Amazon Cloud Driveなどのアカウントでも安心して利用できます。

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2106年3月時点で『odrive』が同期可能なオンラインサービスやSNS、プロトコルは以下の26種になります。
4shared
adrive
amazon cloud drive
amazon s3
B2 Cloud Storage
box
copy
dropbox
facebook
file server
ftp
gmail
google cloud storage
google drive
hidrive
hipchat
instagram
onedrive
onedrive for business
opendrive
oracle documents
oxygen cloud
sftp
slack
webdav
yandex disk
注)リンクはすべてodriveの説明ページになっています。

日本語対応していないサービスが多いですが、無料で利用可能なオンラインストレージも含まれているので、まだアカウントを登録していないオンラインストレージがあれば利用してはいかがでしょうか。

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同期の設定を行うとローカル上のondriveフォルダに同期先のフォルダが作成されますが、この時点では同期されていません。
『odrive』はユーザーがSync(同期)を選択した場合のみ、該当するオンラインストレージからダウンロードを行うので、通信流量を不必要に消費することも、ローカル容量を圧迫することも避けられます。

FacebookなどのSNSやソーシャルメディアからはダウンロードのみになりますが、何のコメントもなくアップロードされてしまうアプリのほうが難アリなので、SNSやソーシャルメディアからはダウンロードのみで正解。
Dropbox、Amazon Cloud Drive(Amazon S3)、Google Driveなどへはダウンロードもアップロードも可能なので、正しい意味での同期が行われます。

ローカルに作成されたオンラインストレージ別のフォルダは、フォルダ名を自由に変更できます。

そして、ここからが『odrive』の便利な点!

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例えば。
「写真」フォルダ
 『写真や動画は無制限に保存できるAmazon Cloud Driveに保存する』
「SNS」フォルダ
 『Facebookにアップロードした写真はローカルにも保存したい』
「業務ファイル」フォルダ
 『Dropboxにはパワポのファイルやテキストファイルなどを保存する』

このようにフォルダ名を変更すると、ファイル形式にもっとも適したオンラインストレージを、意識することなく利用できます。
しかも、そのフォルダ(オンラインストレージ)が必要なタイミングのみ同期され、不要になれば同期を解除(Unsync)すればローカルの容量は解放されます。
注)Unsync機能は有料のAddOnです。

アカウント管理を一元化して、ファイル形式に最適なオンラインストレージの使い分けが容易で、無駄な通信やファイル同期が行われない、そんなアプリが基本無料ですから、これは上手に利用したいですね。


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複数のオンラインストレージやSNSのファイルを一括同期できるサービス『odrive』

UPDATE: 2016.03.16
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