crocodile notebook

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お箸の国の鰐だもの。

「箸」とひとくちに言ってもいろんな長さや素材があります。
そうした中、結婚した時に義兄からいただいたのがこの箸。

本黒檀八角利休箸です。
とても軽くて丈夫なのです。

中央付近が少し膨らんだ独特の八角形フォルム。
千利休が考案したとされるデザインです。
今では懐石料理等でよくに使われ、高級箸の代名詞とも言う存在になっています。
一般的な箸よりも長く大振りな箸なので男性的な箸だと思います。

この箸職人。
新谷明大と言います。
この職人は天然木、それもスネークウッドや青黒檀、本黒檀、本紫檀などの珍しい木から作っています。
それら珍しい木から丁寧に切り出し、鉋できれいに仕上げる職人仕事。
そうしてつくられた利休箸は、よくある利休箸とは異なり箸の先までピシっと八角形。
この箸をいただいた後で他の利休箸を見ましたが、大抵は途中から丸くなってます。
なんかヘチョっとした雰囲気に感じちゃうんですよね。
最後まで八角形がシュっとしてる造形だからこその美しさがあるわけです。

使い始めてもう8年くらい。
正直なところ、もうこれ以外の箸は使いにくくてしょうがないです。
軽いし、丈夫だし、つまみやすいし。
始めて握ったときは「長過ぎないか?」とも感じたけれど、ぜんぜんそんなことない。
箸を長く持ったときに心地良く使えるよう考えられた膨らみがすばらしいです。
そして箸の存在感が食事をとても楽しく演出してくれます。

ちょっと贅沢な一揃ですが、食べることが大好きな人にはとてもおすすめできる箸です。

銀座 夏野


江戸指物師「新谷 明大」の利休箸がとても使いやすいのです

UPDATE: 2012.01.11
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