photo credit: Macbook Pro Retina / needoptic

はじめてMacを使う方に向けて『定番』と思われるアプリをご紹介する恒例企画です。
どこのブログでも春は似たような記事がありますね。
なので大差ないかもしれませんが、お約束なので乗っかります。

当ブログのコンセプトは『安くて、長く使える』こと。
目新しいアプリは定番となるアプリを揃えてから手を出すのが良いと思います。
特に使い慣れないうちは操作の基本をおさえたアプリで慣れるのが肝心ですよ。

初心者の方に注意して欲しいこと

『わたしはパソコンなどに詳しくないから難しいことはできない』
『わからないことがあっても、どう調べたら良いかわからないので誰かに教えてもらいたい』
パソコンに慣れてない方であれば、だいたいみなさんこんな風に思われると思います。
これは当たり前のことですし、そのために教え合うコミュニティもあります。

そのときに教える側として困るのは『困ってる状況がわからない』こと。
ほかにどういったアプリが入っているのか、とか。
MacOSのアップデートは最新の状態なのか、とか。
恐らく初心者の方には『わからない』部分が、『困ってることの原因』になってるケースもあります。

これを避けるためには。
Macに慣れるまでは、最初からインストールされているアプリや機能を積極的に使うのがいちばん。
ブログでおすすめしているからと、安易にインストールするのは得策とは言えません。
まずは標準アプリに馴染む。
これが大事だと思います。

ブラウザー

いままでWindowsでGoogle ChromeやFirefoxを使っていた方は継続するのが良いです。
でも、MacOSとの親和性や統一感のある操作性という面では『Safari』が良いですね。
iPhoneやiPadもお使いであれば、iCloudを活用することでブックマーク等を共有できます。

iCloudとは

Appleが提供している、いろいろなものを保存するためインターネットに用意されている場所です。
ここにはApple製品オーナー毎に専用の場所が用意されていて、メールはブックマークなどが保存されます。
iCloudはバックアップの用途や他のApple製品とデータを共有することに利用できます。

メール

メールは受信がほとんどで、送信することは少ないのであれば標準のメールアプリが良いと思います。
連絡先（アドレス帳）をMacとiPhoneで共有できるなどのメリットも最大限に活用できます。

メールの送受信ともに多く、受信メールの管理をしっかり行いたいのであればThunderbirdがおすすめ。
Windowsユーザの方にもThunderbirdであれば抵抗なく使えると思います。

メールアプリと言えばSparrow (￥850)などもありますが、かなり特徴的なアプリになります。

テキストエディタ

テキストエディタとは文章を書き起す際に使うアプリです。
Mac標準でもテキストエディタは用意されていますが、お世辞にも使いやすいとは言えません。
単文程度であれば十分ですが、文章を書き起すのであれば、それ相応の長文になると思います。

そこでおすすめなのが国産テキストエディタの『mi』です。
高機能なアプリですが、そうした機能を使わなくても基本がしっかりしているので使いやすいです。

プログラムを書くのが主目的であれば、それに適したアプリがあります。
縦書きでなければ使えないのであれば、それに適したアプリもあります。
そうした『特定の用途』ではなく、幅広くいろんな場面で『書きたい』場合に『mi』をおすすめです。

圧縮・解凍

複数のファイルを1ファイルにまとめたり、ファイルの大きさ（容量）を小さくしたり。
これらを『圧縮』と呼び、圧縮されたものを戻すことを『解凍』と呼びます。
よく使うケースとしては、メールにファイルを添付する場合ですね。
1つのファイルにちいさくまとめたほうが送りやすいし、受け取るほうへの心配りにもなります。

これについてもMac標準の機能で大丈夫。

圧縮も解凍も標準機能で対応可能です。
その場合、対応しているのは『Zip形式』というWindowsでも利用者の多い形式になります。
もしコレ以外の形式で圧縮・解凍が必要な場合は、それぞれに対応したアプリが必要になります。

写真管理

デジカメやiPhoneカメラで撮影した写真をMac上で保存・管理する場合。
いちばんおすすめなのはiPhoto (￥1,300)です。
写真の取り込みから管理まで、iPhotoだけで完結できるので使いやすです。
ただしちょっと高いので購入に踏み切れない方も多いと思います。
そんなに枚数を撮らないし、管理と言ってもフォルダに日付別で保存できれば十分な方もいるはず。

そんな場合、便利なのが標準アプリの『イメージキャプチャ』です。
デジカメやiPhoneから写真を取り込むのはイメージキャプチャを利用しましょう。
取り込んだ写真は日付を名前にしたフォルダを作成して保存します。
眺めたいときは、これも標準アプリの『プレビュー』や『QuickLook』を活用しましょう。
プレビューは写真をダブルクリック、QuickLookは写真のファイルを選んでスペースキーを押せば利用できます。

ウイルス対策

ウイルス対策は無料のアプリから選んでインストールすることになります。
ウイルスがMacに侵入するケースは主に3つ。
1. ホームページからアプリ等をダウンロードした際にウイルスが混入していた
2. メールの添付ファイルにウイルスが混入していた
3. USBやCDなどで知人から受け取ったファイルにウイルスが混入していた

いずれの場合も『保存する』ことで招き入れ、『ファイルを実行（処理）する』ことで感染します。
そのため、大事なのは『保存したタイミングでウイルスを検出』できること。
定期的にMac内を循環監視してウイルスを検出するよりも、リアルタイムで検出したほうが使いやすいです。
そこでおすすめなのが『Sophos Anti-Virus for Mac Home Edition』
インストールしたままの設定でもウイルスを自動的に検出してくれます。