photo credit: Providing security / The U.S. Army
ここしばらく猛威を振るっている、対WordPress向けの不正アクセス。
ログインユーザ名が『admin』のままになっているブログを標的にしています。
ユーザ名は固定で、あとは何パターンものパスワードを続けざまに送信。
こうした攻撃方法を『brute force attack(ブルートフォースアタック)』と呼びます。
直訳すれば『総当たり攻撃』『力任せ攻撃』といったところ。
ユーザ名がadminであれば、いつかはパスワードも正解しちゃいます。
ブルートフォースアタックの特徴は、1つの固定ユーザ名と、膨大なパターンのパスワード、そして多数の拠点。
自動的に攻撃を行うボットを利用して、数万拠点(IPアドレス)を使ってパスワードを送り続けます。
例えば毎秒毎に拠点となるIPアドレスを変更した場合。
それでも86,400のIPアドレスがあれば24時間ものあいだ異なる拠点からパスワードを送り続けることができます。
そしてボットにはそれ以上のIPアドレスが使われていると言われています。
ボクがオススメする対策は以前にも紹介しているこちらの記事を参照してください。
参考:管理者ユーザ名の変更やログイン強化を施してWordPressへの不正アクセスに備えよう!
『ユーザ名の変更』は必ず実施してください。
その際、パスワードも変更するのが良いです。
ボットから送られてくるパスワードは意味のある単語や人名を含めたものが多いと言われています。
よく使われるパスワードをあらかじめ準備して、それつかって手当たり次第に侵入を試みるわけです。
そのため、パスワードを意味のない文字列にすることはユーザ名の変更とあわせて効果的です。
WordPressにはパスワードの強度をチェックする機能があるので、これを活用してください。
複雑なパスワードが難しい場合、2段階認証などを施すのも効果的です。
管理者ページへの2段階認証を施せない場合でも『Captcha認証』を併用すればプログラムに対しては有効です。
では実際、どのような被害が想定されるのでしょうか。
WordPressサイトが受ける攻撃の被害にについて、WordPres Codex日本語版では以下のように示されています。
個人利用のWordPressであっても実害はあります。
テーマファイルの改変はブログを読みに来てくれた人へ被害を広げてしまうからです。
これ以外にも、他のWordPressへの攻撃を行うプログラムを埋め込まれてしまう可能性もあります。
WordPressでブログを更新するなら、必ず行うべき2つの対策。
1. ユーザ名は『admin』以外に設定すること。
2. パスワードはできるだけ強度の高いものにすること。
これだけで格段に安全な環境になりますよ。
管理者ユーザ名の変更やログイン強化を施してWordPressへの不正アクセスに備えよう!
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