別にフィギュアコレクターでもないし。
Thomas Bangalterや Guy-Manuel de Homem-Christoに傾倒してもないけど。
なんかここまで勢いのあるミュージシャンってのも、なかなかスゴイね。

ここ数日はすっかりRandom Access Memories漬けの我が耳です。
初クラブ（ディスコ）が1980年代前半なボクなので、今回のDaft Punkはいままでにも増してイイッ！

ディスコサウンドと言うと、どうしても一部マニアが喜ぶ音楽に偏るイメージがある。
音にウンチクがありすぎるんですよね。
あのフレーズはアレだとか、ここの音はアレからのサンプリングだとか。
1つの音について語るものが増えるほど、エンターテインメント要素は削り落とされてる気がする。

今回のアルバム、共作した様々なミュージシャンもすごいメンツで話題だし。
あえてコンピューターを使わない曲作りも話題になってるし。
そうした目立つ部分だけでも、歴史的背景や構造的ウンチクで語り明かせる夜もあるでしょう。
でも、そんなことは大事じゃないってGet Luckyでも歌ってますよ。

We’re up all night ‘til the sun.
We’re up all night to get some.
We’re up all night for good fun.
We’re up all night to get lucky.

理屈なんてどうでも良いのですよ。
気持ちのままに、心のままに、時間のことなんて忘れて楽しめば良いのですよ。
そう。
音楽なんて、楽しければいいのです。
しかもディスコサウンドですよ。
音にまかせて体が動けば、それ以上の楽しみ方はないわけですよ。
そうすれば、きっとその先に何か良いコトがあるんですよ。きっと。

そんなわけで、今回のDaft Punkはほんとうにすごいアルバムを出してくれたと思うわけです。
ウンチク好きには語るに困らぬネタの宝庫。
しかしそんなことどうでもいい人にも、体が反応しちゃう小粋なリズム。
ひと粒で誰にでも美味しい。

そんな音楽を作っちゃった才能あふれるミュージシャンふたりのフィギュアが11月に発売予定。
1体ずつの別売りですが、どうせセットで買わないと意味ないんだからセットで売れよ。

以前に発売された全稼動フィギュアのほうがクオリティははるかに高いですが、お値段も相当に高い。
今回バンダイから発売されるフィギュアはセットで1万円くらいというのが現実的で良いのです。
それでいてある程度はポーズを作れて、これだったら遊べる！

ちょっと前にはマイケル・ジョーダンのフィギュアが欲しくてしょうがなかったボクです。
ジョーダンのフィギュアで『エア』でもさせる？ダンクさせる？
きっと猫に襲われて不遇な最期を迎えるだろうから、まだカートに入れたまま悩んでるボクです。

そんなわけで、今回のDaft Punkフィギュアも買って処遇に困ること間違いない。
聴きながら踊らせる？DJプレイの人形プレイ？40歳にもなって？
という葛藤とほぼ同等の勢いで、やっぱり欲しいなあ買っちゃおうかなあと悩むボクがここに。
お気に入りの音楽を聴きながら、それを作った奴らを意のままに操る。
なにそれマジでやばい人。

という感じにボクを狂わせる『Random Access Memories』オススメです。

Random Access Memories / Daft Punk
Random Access Memories - ダフト・パンク