BOOK TRUCKをご存じでしょうか。
古くは移動図書館をイメージしてもらうとわかりやすいですね。
過去には手紙舎が主催する『東京蚤の市』にも出店しているのでご存じの方も多いはず。
三田さんはBACHの幅允孝氏からも本の知識を信頼されているほどの人物。
SHIBUYA PUBLISHING & BOOKSELLERSの店長を務めたこともあります。
その三田さんが『移動しない本屋』として構えたのが『BOOK APART』です。
建築ユニット『SANAA』の妹島和世氏が設計した集合住宅に開店したことでも話題の店。
この辺のアレコレについて書くとキリがないので、詳しくはopener.jpをどうぞ。
住宅全フロアを書店としてるスタイルは面白いです。
住宅なのでベッドルーム、キッチン、リビング、そしてテラスなどがあります。
それぞれのスペースをテーマに本を並べることで、一般の書店とは違ったカテゴライズになっています。
本のジャンルで並べられていても、本に関する多少の知識や目的がなければ手にするのは難しいと思います。
でも、ベッドサイドにあれば『寝る前のリラックスに』という目的が浮かぶかもしれない。
キッチンやリビングでも、それぞれの場所に適した選択肢を用意できるかもしれない。
本に寄り添って選ぶスタイルから、寄り添ってくれる本の中から選ぶスタイルへ。
ただ、このスタイルは『GINZA HANDS』にある『HANDS BOOKS』にも似ているかもしれません。
似てはいても棚全体を大きく見れば、そこはやはりHANDS BOOKSではなくBOOK APART。
ボクにはまだなんとなくにしか違いを感じられないけど。
もっと強く感じられるようになったとき、ボクは本のことをもっと知れたと実感できるような気がします。
いくつかのカテゴリの棚に収まっている本や雑誌もいくつかありました。
もちろん、三田さんの選書はかなり面白いと思います。
珍しさだけにとらわれず、古典的なものから実験的なものまで、幅広い選書で楽しませてくれます。
でも、まだ書店の形が定まっていない、なにか隙のようなものも感じます。
階段や通路が狭いので通行にもちょっと難儀。
その先にあるのが同じ本だと、正直なところコレはちょっと残念だったりします。
でも、その残念で手を伸ばすのをやめてしまうと、それもちょっともったいない。
いくつもの棚で目にする本は、できれば手にして一読してみて欲しいです。
そして、その隣に並べられた本にも手を伸ばして欲しいのです。
BOOK APARTは自由に立ち読むことができます。
ソファに座って読むこともできます。
目に止まった本は、数ページだけでも良いから読んでみてください。
そして、隣り合う本も読んでみてください。
この本屋のおもしろさは、そこにこそ感じられると思うのです。
このお店は、本が好きであれば是非いちどは訪れて欲しい書店です。
個人経営だからこそ可能な(大型書店では難しい)レイアウトと選書。
本はもちろん読むためのものですが『何のために読む本なのか』『どこで読みたくなる本か』
本を手に取るための選択肢を、生活の身近な部分から提案する。
そうしたアプローチはBOOK TRUCKから変わらない、三田さんのテーマのようなものかもしれません。
また、基本は古書での扱いのため、思いがけない掘り出し物もあります。
本に関する膨大な知識をもとに選ばれ、そしてひとつの棚で隣り合う古書たち。
一見して関連性がわからなくても、一読すると「おぉ!」と頷けるはず。
まだまだ模索中の書店ではあっても、それはこれからどんどん発展するということです。
ボクはこの店がこれからどんな形に変化していくのか、それがとても楽しみなのです。
撮影したデジタル写真をモレスキンにプリントしてフォトブックを作成できる『Moleskine Photo Books』
モレスキンノートに印刷してフォトブックを作成してくれる海外からのサービスです。 ネットで注文可能で、日本への配送も受けてくれますよ。
Facebook『いいね!』の影響でページ読み込みが待たされるのを改善しよう!
Facebookの『いいね』がページの前半になるとページ全体の表示が遅く感じたりしませんか?簡単に直せるのでお試しください。
読みまくり雑誌5種8冊ご紹介企画『2014年、この雑誌がおもしろい!』
今年も雑誌をあれこれ読んできましたが、やっぱり雑誌はおもしろい!ネットのキュレーションとは異なった広さと深さに、雑誌はまだまだ死なせられないと2015年もどんどん読むぜと盛り上がってるボクです。
インターネット図書館を目指す『Internet Archives』がFlickrで所有画像を順次公開
電子書籍化のメリットとして閲覧性・検索性・保存性の向上があると思います。特に海外の古い書籍であればその利便性は一層高く感じられるはずです。
FacebookやTwitterへの更新通知を見直し。手間は惜しまずブログを楽しみたい!
ブログとSNS。手間を惜しまなければもっと近い関係になってコミュニケーションが生まれるんじゃない?そんなことを考えてみたのです。
iPadの『Paper』から『Moleskine』へ。デジタルノートから実態のあるノートへ。
iPad用アプリで描いたデータをMoleskineのノートにプリントして実態のある本にしてくれるサービスが始まりました。