我が家のリビングに鎮座されているフィカス(ゴムの木)も樹高150cmを迎え、次の植え替えでは12号くらいの鉢を選ぶ必要がありました。
だけど、12号の鉢に土を20リットルくらい入れ、木を植えて、たっぷりと水を与えたら、もうボクが持ち上げられる重さを超えているわけです。
屋内で育成している木なので、鉢受けにたまった水を捨てなければならないのに鉢が持ち上がらないから水も捨てられない!!
これを解決するために、ついに導入を決意したのが底面灌水鉢です。
※水やりのことを「灌水」と言います
底面灌水とは鉢の底に水をためて、自動的に土へと給水される便利な鉢のことですが、我が家的には『水を捨てる必要のない鉢』という観点で導入に至った鉢になります。
そんな我が家の底面灌水鉢は定番の『レチューザ』シリーズで、ドイツ プレイモビル社が製造しているプラスチック鉢です。
無印良品好きの方であれば、観葉植物コーナーに底面灌水鉢が並んでいるのを見たことあると思いますが、あれもレチューザです。
観葉植物が弱ったり枯れてしまう原因のひとつが、過剰な水やりで土中が酸欠状態になることで起こる“根腐れ”です。
この根腐れを防げれば、多くの観葉植物は日本の住宅事情に適した種がたくさんあるので、屋内での育成もむずかしくないと思います。
そんな便利なレチューザ(底面灌水鉢)ですが、どんな植物にでも適しているかと言うと一部ですがあまり適していない植物もあるように思います。
まず適していると思われるのはゴムの木、ベンジャミン、ガジュマル、クワズイモ、ポトスなど、無印良品でも扱っている品種は問題ないと思います。
というか、ちょっと高いけれど無印良品のレチューザセットに気に入った木が見つかれば、それを買うのがとても手軽です。
適していないと思われるのはオーガスタやユーカリ、ゴクラクチョウカなど、根が強い種は避けた方が良いと思います。
レチューザに鉢替えをしたい場合、今使っている鉢の直径を計って、それよりひとつ大きいサイズのレチューザを選ぶのが良いです。
今が5~6号鉢(15~18cm)であれば21サイズのレチューザ
7~9号鉢(21~27cm)であれば35サイズのレチューザ
10~13号鉢(30~39cm)であれば43サイズのレチューザ
今使っている鉢が4号(12cm)以下の場合、21サイズのレチューザで土を2/3量程度に減らして使うのが良いです。
その場合、給水量も半分~2/3くらいに減らして、給水期間があまり長くならないよう調整してください。
植え替えのコツは、6月頃(日中の平均気温が20度を超える時期)に行うことです。
多くの観葉植物は気温(室温)が20度を超えるようになると成長期に入って、どんどん新しい芽が出てきます。
レチューザへの植え替えの場合、水位計などを組み立て、最初に専用の砂利(ポン)を鉢の底に敷いて、その上によくかき混ぜた土を2~3cmほど入れます。
土は市販の観葉植物用の培養土でで大丈夫ですが、鉢へ入れる前に袋のなかでよく混ぜて使ってください。
そうしないと赤土ばかり鉢の下にたまり、水はけを良くする大粒の砂利などが上に残ってしまいます。
混ぜた土を鉢の中央へ山ができるよう盛って、そこに木を置きます(手を放すと倒れるので持ち続けて!)
この時点で木の位置が決まるように土を盛り山を加減して、以前の鉢で木が土から出ていた位置がレチューザの上ふちから5cmくらい下になるよう調整します。
鉢の周りから少しずつ、根の間にも土が入るように指や棒で土を送り込みながら足していくと安定します。
土は水を吸うと少し下がるので、高さの目安にした木が土から出る高さよりも1cmくらい高く(多く)土を入れます。
あとはレチューザの説明書にしたがって、最初の1ヵ月は植え替えた木(根)と土を馴染ませるため土から直接水をかけますが、最初の1ヵ月は鉢底の栓を開けて排水したほうが良いと思います。
栓がされた状態で水を与えた場合は土を抜けた水はタンクに蓄えられるため、必要以上に土が水分を保持した状態が維持されるので植物にはあまり良い環境となりません。
排水が難しい場合、注水口から鉢底を覗きながら水を与えて、水が溜まりはじめたら与えるのをやめるくらいで良いと思います。
底面灌水鉢はとても管理がラクで根腐れしない特別な鉢!というイメージを強いく感じる方も多いと思いますが、あくまで“土の上から灌水”するか“土の下から灌水”するかの違いでしかありません。
育成環境、木の種類や根の状態、土の配合など、それぞれによって灌水の頻度やドライ期間などは異なるので、植物の状態を観察しながら最適な管理を行う必要があります。
それでもレチューザが一般的な鉢より優れているのは、最適な管理に必要な工夫や手間が簡単になるという点にあります。
カタログではタンク内の水は1ヵ月くらいかけて吸い上げられると書かれていますが、我が家のレチューザは夏季に水位計MAXまで貯水した場合、およそ2週間で吸いあがってしまいます。
そのため、夏季は水位計の80%まで貯水してドライ期間含め4週間に1回、冬季は水位計の50%まで貯水してドライ期間含め4週間に1回のルールにしています。
こうするとおよそ2週間で貯水がすべて灌水され、次の1週間で土に蓄えられた水分がなくなり(土が乾燥し)、最後の1週間がドライ期間になります。
灌水の基本は“土が乾燥してから”ですが、土の乾燥を見定めるのがけっこう難しいと感じている方は多いと思います。
保水した土が乾燥するのに必要なのが1週間、ドライ期間を1週間として、2週間のあいだ土へ灌水するのに必要な貯水量を調整するだけです。
また「2週間を灌水期間にしよう」と決めたのに、2週間たっても水が残っている場合は排水すれば良いですし、水が足りなければ注ぎ足せば良いだけ。
このほうが“土が乾燥してから”というルールよりはるかに簡単だと思います。
肥料も液式を利用すれば貯水に溶かすだけで済むうえに、成長期の始め(6月頃)より終わり(10月頃)のほうが薄くするなどの調整もできます。
ただし、育成環境や鉢の大きさ、木の種類、土の配合で保水期間やドライ期間は異なるので、加減しながら最適なサイクルに調整するのは必要です。
それを怠るとレチューザでも根腐れなど深刻なダメージを招く可能性があるのでご注意ください。
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