Intel i5/i7プロセッサーに搭載されている機能『Turbo Boost』を停止することで、MacBook Pro/Airのバッテリー消費や発熱を抑えられる無料アプリとして有名な『Turbo Boost Switcher』。
以前はスリープから復帰するたびにパスワードを求められるのがわずらわしくて使わなくなっていましたが、El Capitanにインストールしてみたところ、スリープからの復帰時にパスワードが不要になったので利用を再開することにしました。
最大で25%ものバッテリー効率向上が得られるので、MacBookユーザーはインストールをオススメします。
使い方は簡単。
ダウンロードしたらアプリケーションフォルダにコピーして、右クリックから「開く」を選択して「OK」でアプリを起動します。
起動するとメニューバーに常駐するので、MacBook起動時に『Turbo Boost Switcher』を起動させるなら『Open at Login』にチェックを入れて、『Turbo Boost Switcher』の起動時に、Turbo Boostを自動的にオフ(Disable)するならば『Disable at Lounch』にチェックを入れます。
『Turbo Boost Switcher』を利用したい方であれば、自動起動と自動オフの両方にチェックを入れるのが便利です。
Turbo Boostは2012年以降に発売されたMacBook ProやMacBook Airにも採用されているIntel製CPUのi5シリーズとi7シリーズに搭載されている機能で、CPUの周波数を定格よりも向上させて処理速度を高める仕組みです。
処理速度を向する仕組みを止めてしまうので、PhotoshopやIllustratorなどのアプリでグラフィック作業を行うとか、動画の編集や音楽データのリッピングを行うとか、xcodeでプログラミングするとか、そうした負荷の高い作業を行う場合には処理時間が長くなってしまうデメリットがあります。
しかし、そうした作業を行わない用途であればTurbo Boostを停止しても作業効率にはあまり影響しないようです。
引用:Disabling Turbo Boost to get more MacBook Pro battery life
左側がTurbo Boostを有効にした状態、右側がTurbo Boostを無効にした状態での結果です。
アイドル時のCPU消費電力は21Wで同じ。
ベンチマーク取得時の消費電力は最大30Wも抑えられています。
CPUの最高温度も30℃も抑えられることで、バッテリー消費も効果的に抑えられるはずです。
処理性能は4項目ともに低下しているので、負荷の高い処理では処理に要する時間へ顕著に現れます。
そしてバッテリー消費は約1時間(最大25%)もの延長となっています。
バッテリー消費が抑えられるのはモバイル時で大きなメリットですが、発熱が抑えられることはAC電源に接続時でも「MacBookが熱くならない!」という大きなメリットがあります。
それに対してデメリットは重い作業がすこし遅くなるのと、起動時にパスワードを要求される手間くらい。
遅くなるのが問題のときは、Turbo Boostを有効化すれば良いだけです。
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