crocodile notebook

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メインのMacBook Proは2013年モデルのRetinaモデル、持ち歩き用には2010年モデルのMacBook Airを使用していますが、さすがにCore 2 Duo搭載のMacBook Airでは仕事にストレスが増えてきたこともあり、買い替えをすることに。
持ち歩き用であればMacBook Airの軽さはとても魅力的ですが、13インチRetinaを持ち出して使うことも珍しくなく、重さ的にもそれほどの苦労はないため、どうせ仕事で使うということは経費購入できるということなので、MacBook Pro 13 Retinaを購入することにしました。

2016年モデルと言えばいちばんの特徴はUSB-Cしかインテーフェースが用意されておらず、しかも電源までUSB-C経由になるという傍若無人なところ。
この仕様、買うまでも「それはユーザーの利便性を損なっていないだろうか」と気になっていましたが、買って使ってみれば「これを歓迎しているユーザーというのは普段はUSBを使わないユーザーだけではないだろうか」と感じるほどに不便です。

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不便だけどUSB3.0に変換することもできるので変換して使うことにしたのですが、そりゃこうなりますよね。
はい、浮いています。
直挿しのアダプタを使うと、MacBook Pro本体のほうが厚いので、アダプタがどうしたって浮いてしまいます。
ここにUSBメモリなどを挿したら細いUSB-CコネクタにUSB機器の全重量がかかってしまうので、USB-Cコネクタの不良を招いてしまわないかと不安は拭えません。
何千円もするアダプタを購入すればMacBook Pro本体との一体感もあるのでしょうが、たかがUSBアダプタに何千円も支払いたくないです。
それに持ち歩くことを考えれば、こうしたコンパクトなアダプタは必須です。

そのため、仕事で持ち歩いているアダプタは浮き上がらないようにダンボールを片面に貼り付けてします。
ただし見た目にはかなり悲しい雰囲気になります。

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キーボード横にスピーカーが埋め込まれたのは評価する部分なのかもしれませんが、ラップトップ内蔵のスピーカーに音質なんて求めないから、SDカードスロットくらい付け加えてくれたほうが嬉しいですね。
それもデュアルスロットとかにしてくれたら最高です。
SSDの換装も難しい製品ですから、SDスロットに挿して使うタイプの外部記憶装置などを気軽に使えたほうが便利です。
間違いない、この便利さはもう間違いない。

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全体的に薄くなったのは持ち歩くには嬉しいのですが、キーボードがリニューアルされて薄くなったこともあり、キーボード入力に関するすべてが浅い感覚になっています。
打鍵の具合も浅くなって指の動きに無駄が生まれ、手首もなんとなく落ち着かない角度を強いられて、キーボードがなんとなく使いにくい。
HHKなどのメカニカルキーボードこそ至高!と宣言してるようなボクのような老骨にとっては馴染みにくい浅さだったりします。

そこで登場するのがボク定番のBlueLounge KickFlip。
たたんだ状態での常用ですが、ほどよく角度がつくので手首の具合も良くなります。

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左が2016年モデルのMacBook Pro Retina、右が2013年モデルのMacBook Pro Retinaです。
トラックパッドの大きさが全然ちがうんですよね。
ぜんぜん大きいから、意図せず触ってしまいます、トラックパッド。
ボクのキーボードホームポジションは親指がスペースキーとトラックパッドの間に置くスタイルがクセになっているのですが、触ってるんです。
キーボードとトラックパッドの隙間がほぼなくなってるので、親指を置く場所がなくなってるのです。
これ、けっこう困ってる!
もうクセとして身についてるし、身に染み込んでるし。

とりあえず「指は置かない、指は浮かせる」と意識してるわけですが、これが極めて小さい筋トレ状態になってるので、1日使ってると疲れます。

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手前が2016年モデル、奥が2013年モデル。
薄いですね。
ラップトップが薄いというのは良いことです。
まず持ち歩くためのカバンを選ばなくなるし、薄くなれば軽くなるのが一般的なので、軽いのは持ち歩くのに最高の性能です。
薄くなった理由の一つにはキーボードの仕組みがあり、別の理由ではUSB-Cのみに集約されたことがあると思いますが、ボディ全体をよく見ると、排熱用のスリットがディスプレイの蝶番部分にしか残っていないことに気がつくと思います。
排熱の仕組みがまったく違うんですね。

もともとの発熱量が少ないこともあってか、排熱のスリットが少なくても2013年モデルより手に感じる熱さはだいぶ少ないようです。
ラップトップが熱いのは色々とツラい場面も多くなるので、これはかなりありがたい改善です。

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右が2016年モデル、左が2013年モデル。
ディスプレイ外周のベゼルが薄くなったので、とてもスマートな印象を受けるデザインになっています。
ただ、2013年モデルと2016年モデルを比較するとディスプレイの色が若干黄色が強く感じられました。
標準プロファイルの状態で色評価のツールを使っても2013年モデルのほうが適正値に近い結果となったので、写真やグラフィック用途にも使う場合にはディスプレイプロファイルを適切に調整するのは必須です。

※上の比較写真はデジタルカメラで撮影したものなので、画面の色はまったく適正ではありません。

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薄く小さく軽くなったのに、ディスプレイサイズやキーピッチは変わらないというのは大きなメリットです。
キーボードもストロークが浅くなったのは慣れるまでの違和感も大きいですが、打鍵時の感触は悪いものではありません。
トラックパッドは大きいほうが使いやすいし、今までよりもカーソルの移動量を減らすことができるので、トラックパッドでも微妙な操作が可能になるかもしれません。

でもインターフェースをUSB-Cだけに切り替えてしまったことだけは、まだ時期尚早だったように感じます。
特に電源については、MagSafeというとても優れたコネクターを廃して、USB-Cに切り替えたことは大きな間違いです。

現行製品ではUSB-Cモデルしか選択肢がないので、USB-Cコネクタが壊れてしまう前にUSB-CをMagSafe化するアダプタが一般販売されるのを願っています。


仕事用のPCとして『MacBook Pro Retina 13inch 2016』を購入しました

UPDATE: 2017.03.26
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