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もう別段に目新しくはないモデルになりましたが、MacBook Pro Retina 13インチを購入しました。
以前はMacBook Pro 13インチ(Mid2009)を愛用のボク。
基本的な性能も、液晶の精細さも、すべてが段違いなので快適にならないわけがないのです。
そんなMacBook Pro Retina 13インチに惚れたボクの偏愛レビューをお届けします。

Retinaディスプレイ

当然、いちばんのセールスポイントはRetina液晶ですよね。
専業的な観点で言えば、ノートPCの液晶としては驚く程に発色が正確です。
キャリブレーションを測定すると、調整はほぼ必要ないくらいのレベル。
明るさを調整して、自動調整をオフにすればホビーユーザーのレベルであれば十分に使えます。
液晶の質に関しては、歴代のMacと比較しても最高クラスだと思います。

そして13インチでありながら1,680 x 1,050ピクセルの大画面が表示可能なのもRetinaの魅力。
正直なところ、Retinaとしての高精細を求めるには13インチに限らず15インチも期待過剰になります。
Retinaでの鑑賞に適したコンテンツが世間に少なすぎるから無駄になります。
いまの時点ではあくまでも、従来の画面サイズ以上に表示できる!ことに価値を見出すべきでしょう。

その意味でも、デザインワークであればiMacを選択したり、非Retinaに外部モニタを繋ぐべき。
テキストワークやブログなどがメインであれば、Retinaモデルはとても使いやすいです。

処理性能

自宅には2009年と2011年のMacBook Pro 13と、2010年のMacBook Air 11があります。
今回は2009年モデルの代替として購入したわけですが、これとの比較は無意味ですね。
すべてがまったく桁違いです。
2010年のMacBook Airと比較しても、同じSSDでもCPUがC2Dとi5の違いがあり、起動だけで数秒の差があります。
CPUがi5/i7以外のMacBookシリーズと比較すれば、隔世の感を得られると思います。

2011年のMacBook ProはCPUが同じi5なこともあり、HDDをSSDに換装すれば差はほぼなくなります。
グラフィック性能を求めない処理であれば体感できる違いはなさそうです。
もちろんこれは2012年のMacBook Proでも同じことが言えます。
ただし、15インチモデルのMacBook Pro Retinaはモンスターマシンなので別格ですよ。

2011年以降のMacBook Proであれば物理メモリーを16GBに換装することができます。
また、DVDドライブを取り外せばSSD2台やSSD+HDDといった構成にもできます。
高速なSSDで起動し、大容量のHDDでデータを保存し、16GBメモリーで処理を支える。
こうした点を考えると、ハードウェアとしての評価はMacBook Pro Retina 13インチモデルの方が低いと思います。

1.6kgの重量感

これはきわめてビミョーなところです。
1.6kgと言えば片手で軽く持てる重さではありますが、持ち続けたい重さではありません。
だけど、1.5リットルのペットボトルなどと比べると、薄く持ちやすいので数字より軽く感じます。

MacBook Pro 13インチ(非Retina)は約2kgなので約400g。
MacBook Air 11インチは約1kgなので約600gの差になります。

ここでもペットボトルと同様に、ボディの大きさの違いが数字以上の重さを感じさせます。
片手で持つには重く、両手で持つには軽い。
ちょっと持つにはAirのように軽いけど、持ち続けるには非Retinaのように重い。
とても微妙な重量感。

ただし、非Retinaよりパーツの配置が左右均等に近いので、重量配分がとても平均化されています。
そのため、液晶ヒンジ側の中心をにぎると、バランス良く持てるので疲れにくいと思います。

でも持ち歩くにはラップトップバッグなどを用意するほうが無難ですね。

MacBook Pro Retina 13インチはアリかナシか

このモデルのメリットをすぐにイメージできる人でなければ買わない方が良いです。
ハッキリ言えば、ほとんどの人にオススメしません。

用途は特に決まってないけどMacBookを買うならば、非RetinaのMacBook Proが良いと思います。
現時点でRetinaの恩恵を感じられる機会はありませんし、DVDドライブもあれば便利です。
従来のハードディスクであれば大容量でも安価にすることができます。
512GBのSSDはホビーユーザーが買うには現実的な価格ではありません……。
13インチか15インチかは、予算で選ぶのが良いと思います。

メールやウェブを見たりする用途であればMacBook Airのほうが使いやすいでしょう。
HDDなどの容量よりはどこでも使える軽さを優先したいはずです。
Airに搭載しているSSDであれば、使いたいときにすぐ立ち上げることができます。
DVDなどが必要であればUSB接続の機器を購入すれば、必要なときだけ使えますし、価格も安価です。
こうした用途でのMacBook Airであれば11インチがオススメです。

デザインワークやプログラミングであればRetina 15インチモデルが良いです。
性能的にもMacBookシリーズ最高ですし、持て余すことはあっても足りないことはないでしょう。
しかし本来的にはiMacを買うべき用途なので、15インチであっても外部モニターは必須になると思います。
iMacがRetinaではない以上、サブPCとしてMacBookを買うのであればMacBook Air 13インチが妥当に思います。

何故、ボクはRetina 13インチモデルを選んだか

まず、MacBook Pro 13(Mid2009)の存在が大きいですね。
このMacBook Proが不調になったのでRetinaを買ったのですが、ちょっとした用途であればまだまだ使えます。
そこで我が家では、古いMacBook ProをiTunes専用にしてホームシェアリングの軸にしました。
音楽も映画もすべて、この古いMacBook Proに保存しています。
DVDやCDからMP4やMP3への変換も、このMacBook Proを使って行うことができます。
また、MacOSのファイル共有機能を使ってネットワーク上のファイル保存場所としても活用しています。
DVDドライブもネットワークで共有しているので、MacBook Pro Retinaから使うことができます。
この時点で『MacBook Proのハードディスク容量』『DVDドライブ』の2つは度外視することができました。

次に、ボクの用途がすでに限定されていることがあります。
それは『ブログの更新』『デジカメ画像の編集』『プログラミング』の3つ。
メールはiPhoneで、ウェブはiPhoneかiPadで見ることが多いのです。
そして喫茶店などに持ち込んで使う機会も多いこと。
これらから『画面の広さ』『軽量性』の2つを重視する必要ができました。

ハードディスク容量とDVDドライブは不要だが、軽くて画面の広いMacBookシリーズ。
この基準に合致するのがMacBook Pro Retina 13インチモデルだったわけです。

写真が趣味で、ブログを更新してて、MacBook Pro 13(2010)以前を使ってるアナタ!
そんなアナタにならMacBook Pro Retina 13インチはオススメできると思います。

APPLE MacBook Pro with Retina Display 13.3/2.5GHz Dual Core i5 MD212J/A
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MacBook Pro Retina 13インチを購入したので使用後の雑感とオススメ具合を書いてみる

UPDATE: 2013.02.05
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