桜のシーズンは終わってしまったけど、これからどんどんアウトドアが楽しくなる季節。
キャンプなどの本格的な遊び方に限らず、ちょっと公園でのんびりなんかも気持ちの良いですよね。
そんなときにあると便利なのがイス。
レジャーシートでゴロゴロとするのも良いですが、くつろげるイスがあると外での時間はとても快適。

アウトドア用のイスはたくさんの製品があり、とくに多いのがアルミパイプを組み合わせるタイプ。
背もたれのないタイプであれば小型で軽く、しかもかなり安く購入も可能。
だけど『くつろぐ』ことを大前提とした場合、背もたれはすごく重要です。

そこでオススメなのがテント用ポールを作成するDAC社から発売されている『Helinox』シリーズ。
同じ形で、素材や機能の違いがありますが、ボクが使ってるのは『Helinox Life Chair』。
おそらくもっとも基本になる製品だと思います。

帆布のケースに、座面と骨格（アルミパイプ）を収納できます。
この状態で1kg以下なので、背もたれのあるイスとしてはかなり軽量です。

実際に持ち歩くときは、大きめのトートバッグに入れるか、脇に抱えるでしょう。
そうした場合はコンパクトなこともあって1kgの重さ以下に感じます。

骨格となるアルミパイプは、中にゴムが通してあります。
これでパイプがバラバラになって紛失する危険性がなくなります。
また、パイプ同士は繋がったままなので、組み方がわからなくなることもありません。
むしろゴムは伸縮するので、勝手に本来の形に戻ろうとするかのようです。

パイプ組みのイスとしては、組み立てにかかるストレスはかなり少ないと思います。

座面はアルミパイプの4点を差して、張力を利用して支えるかたちになります。
この仕組みはポール式テントと同じで、さすが元々はテントポールを開発していた会らしい。
連結式の細いアルミパイプでありながら、Helinoxの耐過重は145kgとかなり優秀。

座面はポリエステルのため、汚れても中性洗剤で拭きとることができます。
使用を繰り返すことで生地が伸びてしまうこともないので、破れるまで安定して使うことができます。
もちろん、アルミパイプを差し込む部分は補強されているので、そこの生地が破れてしまう心配もないです。

座面を4点で支えるため、座ってみると吊り下げられた布に包まれているような安定感があります。
パイプは適度にしなり、座面は体形に沿って形を変え、とてもリラックスして座っていられます。
座面の高さは女性でも膝が少し立つくらいなので、足を伸ばして座ってちょうど良い感じ。
アウトドアではサイドテーブルも小型で低いものが多いため、このくらいの高さが使いやすいです。

そしてこのHelinoxがもっとも活躍しちゃうのが、自宅。
ちょっと狭い場所でも、ひと1人分のスペースがあれば十分に使えます。
しかも収納場所にもそれほど困らない。
フローリングも傷つけないので、なにかと重宝するのです。

このHelinoxに、あとは好きな音楽と温かい飲み物、そして美味しい食べ物がひとつまみ。
これだけでその場所はとても快適な空間になると思いますよ。