今回のワイナリー巡りで宿泊したのが笛吹川温泉の坐忘です。
最寄り駅はJR中央本線塩山駅で、そこから旅館に連絡をすれば迎えの車が来てくれます。
塩山駅への到着予定を伝えておけば待つ時間も短く済むかと思います。

車で勝沼ICから坐忘へ向かう場合、笛吹川を渡った側から向かいます。
川のこちら側からは行けないので注意！（それで少し迷いました…

客室が10室しかないためか、旅館の支配人さんも仲居さんもとても気さくで居心地が良いです。

チェックインして最初に通されるラウンジでいただく抹茶と和菓子も美味しいです！
しかもこの和菓子、連泊の場合は外出から戻ってくるたびにいただくことができます！
小さなサービスですが、とても嬉しかった。

今回泊まったのは露天風呂付きの離れ「金峰」
川を渡った先にある三千坪の敷地。
その中にある離れの部屋。
とても静かです。
他の宿泊客の話し声も聞こえません。

部屋は和風で特別な設備はありませんが、とてもくつろげます。
空気清浄機は加湿機能付きだったのはうれしかった。

そして宿泊先で気になるのは、やっぱり携帯キャリアの電波ですね。
ボクはソフトバンクのiPhone4を使ってますが、室内ではほぼ繋がりません。
窓際でようやく…くらい。
E-MobileのPocket Wi-Fiのほうが弱いけどなんとか繋がる感じでした。
ソフトバンクとE-Mobileでコレですから、docomoやauなら大丈夫だと思います。
Link – 客室

露天風呂は檜作りで少し小さめですが深さがあり、腰湯ができるようにもなってるのでゆっくり暖まれます。
食事は部屋出しではなく、宿泊客に用意された個室でいただくことになります。
※離れ以外の客室についても同様に個室が用意されるかはわかりません
※新館の2部屋は部屋出しになるようです（運んでる仲居さんを目撃したので）

お湯はもちろん天然温泉。
湧出口温度43、4度で湯船に引き込まれた時点ではややぬるめのお湯になっています。
硫黄臭が少しある透明な温泉ですね。

大浴場は2種類あって、男湯と女湯が毎日入れ替わります。
チェックアウトは11時なので、その前に入浴すれば1泊でも2種類の大浴場を楽しめますよ。
タオル類は脱衣所に備えてあるので部屋からは手ぶらで大丈夫。

大浴場には内湯と外湯（露天風呂）があります。
内湯にはサウナと洗い場があり半面がガラス張りになっているのでとても開放感があります。
お湯は部屋の露天や大浴場の外風呂より少し熱めなので、外湯と交互に入ると良い気持ち。
お風呂あとにはヤクルトが用意されてるのもうれしい。

外湯はそれぞれの大浴場で少し赴きが異なります。
外湯の一つは奥が洞窟のようになってそこから熱い湯が湧き出ています。
もう一つの外湯は浅めで広く、ゆったりと露天を楽しむことができます。
Link – 温泉

食事は仲居さんが1人専属でついてくれて、順次料理を個室に運んでくれます。
お料理は味もボリュームも満足できると思います。

40手前のボクにはちょっと多いかも！ってくらいの量です。
1泊目のお品書きと料理の写真をご覧ください。
お酒は甲州ワインはもちろん、地ビールもいただけます。

朝食は…晩ご飯にしても十分な量も和食になります。
ご飯は白米・黒豆・お粥から選べ、おかわりもできます。
宿泊中は2食で十分なくらいのご飯の量です……
（勝沼は食事処があまりなかったので、とても助かりましたが）
Link – お料理

勝沼のピークシーズンにはちょっとお高いですが、かなり居心地の良い宿です。
特に離れですと、4人くらいは十分に布団を並べる事ができますし、食事は専用の個室になります。

大浴場はもちろん共同浴場ですが、そもそも10しか客室がありません。
なんども大浴場を利用しましたが他の宿泊客と顔を合わせたのは1度だけです。
ですので、お子様と一緒の旅行では他の客を気遣うことも少ないと思います。

この「坐忘」でいちばん印象に残ってるのは、時計がないことです。
大浴場の露天入り口に1つ、寄贈の時計がかかってる以外で時計を見た記憶がありません。
そのことを食事のときに仲居さんに尋ねてみました。
その答えは「日常を忘れて心からくつろいで欲しいから」とのこと。
時計がないのも、他者を感じない静けさも、すべていつもの日々では考えられないものです。
そこに、清潔で広い離れや食事専用の個室などの特別感。
これは、最高です。

今回の旅行で勝沼がとても気に入ったのは、この旅館のおかげも多分にあると思います。
勝沼旅行の定宿にしたいと思うほどに好きな旅館です。

Link – 笛吹川温泉　坐忘
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