iPad miniが発売になるか否か、ではなく、どういったスペックで発売されるか？
情報合戦はそのステージに入った感じですね。

iPad miniで気になるのは次の3点に絞られると思います。
1. 発売の時期は？
2. 価格は？
3. Retinaディスプレイは？

それぞれについて、各社の情報をまとめてみましょう。

iPad miniの発売時期は？

Bloomberg 7月3日の記事やWSJ 7月5日の記事では今年10月までに発売としています。
またWSJではiPad miniの製造に携わる各社は9月から大量生産に入れるよう準備を進めているとも書いています。
他のニュースサイトなどでもリーク情報としてiPad miniの発売時期について、概ね8〜10月としています。

iPhone5も7月から製造が開始されて8〜10月の発売という噂があります。
これも有力なのは10月発売説ですね。
iOSデバイスが一斉に10月リニューアルで発売となったら、今年の年末もすごいことになりそう！？

Kindle FireやNEXUS7と競争力のある価格になるのか？

iPad miniと競合するタブレットしてはAmazonのKindle Fire（$199〜）やgoogleのNexus7（$199〜）となります。
これらの先行するタブレットのシェアに食い込むには、当然に価格的な競争力も大事です。
Apple Insider 7月3日の記事では$250〜300の価格帯で発売としていますが、若干高額ですよね。
これに対してiMoreでは$200がポイントだとした記事を掲載しています。
あくまで願望的な記事ではありますが、内容はそれなりの説得力もあります。
特に「Kindle Fireは現時点で米国内での販売に限定されている」こと。
そして「Nexus 7は米国を含めた3カ国のみでの販売に限定されている」こと。
これに対して「現時点でのiPadの販売チャネルすべてでiPad miniを販売」が可能。
そしてこの販売チャネルを活用すれば「$200でも利益ベースには乗せられる」と分析しています。
また、WSJでも$200前後としてる記事がありました。

しかし、現実的にはやはり$250〜くらいと見るのが妥当なところに思われます。
日本円にして¥25,000くらいでしょうか。
そもそもiPod Touchが¥16,800、iPadが¥34,800ですから、その中間的な価格と予想しておくのが妥当に思います。

Retinaディスプレイを搭載してくるのか

BroomberやApple Insiderなど、いくつかの記事では「非Retinaディスプレイを搭載」してくると掲載しています。
しかし、Cult Of Macなど「IGZOパネルを採用」と書かれた記事もいくつかあります。
IGZOパネルはシャープが今年3月から製造を開始している高精細パネルです。
「iPad3でも採用が検討されていたがシャープの製造が間に合わなかったので見送られた」噂もあるパネルがIGZO。
現行のiPadなどに採用されているRetinaとは異なる製造技術。
ですから「非Retina」という表現に間違いはないかも。

しかし、IGZOも326ppiというRetinaに匹敵する高精細ですので、画面の美しさは遜色ないものと思われます。
むしろ現行のIPS液晶（Retinaディスプレイ）より消費電力が抑えられるとも言われています。
小型化したiPadに搭載できる小さいバッテリーでも長寿命を実現できるかもしれません。

Appleは安価な技術を採用して価格を抑えるよりも、新しい技術を積極的に採用し、多少高額になってもユーザーの所有欲を満たす。
そうした傾向のある企業だと思いませんか？

ここは是非、シャープのIGZOパネルを採用したiPad miniに期待したいですね。

　
噂と予想をまとめてると……