もともとあまりテザリングに興味はなかったのですが、EMOBILE LTEではVPNに難点があったのです。
それらを含めたちょっとしたテストをしてみました。

まずテザリングの実効速度をチェック。
3G回線でのテザリングはあまり有益ではないので、今回はLTE回線に限定しました。

iPad miniからiPhone5にWi-Fi経由のテザリングを実施。
その上でスピードテストアプリを利用してみました。
テストサーバは韓国になります。

ダウンロードでだいたい6Mbps、アップロードで0.3Mbps程度になりました。
テザリングではダウンロード（受信）を主とした利用で考えるべきですね。
国内のサーバにSafari経由でスピードテストした場合、6.5Mbps程度になりました。
WEBサイトを閲覧したり、メールの送受信程度であれば十分だと思います。

アップロードについても、ブログの更新で写真をアップロードする程度なら使える速度ですね。

転送量が月間7GBを超えると制限がかかりますので、その点は注意してください。

テザリングオプションは2012年内に申し込みをすると２年間無料となるようです。
まだ申し込みしていない方はマイソフトバンクから申し込み可能です。

新規申し込みをマイソフトバンクから行った場合、利用可能になるまで10分くらい待つことになります。
利用可能になったらいちどiPhoneを再起動したほうが良いかもしれないです。
（正常に機能しないことがありました）

テザリングの設定方法についてはiPhoneでの設定画面からリンクしていますので、そちらを参照してください。

テザリングを有効にした状態でも接続している機器がなければ、バッテリーの消費にはあまり影響はないようです。
4時間待ち受け状態で放置してみたところ12%程度の消費でした。
10分間接続した状態にして合計300MB程度のダウンロードを行った場合でも2%程度の消費。
ただしテザリング中はiPhone5はスリープ状態にしています（スリープ状態でもテザリングは継続します）

複数機器を接続して同時にアクセスした場合、1台の接続に比べると転送速度はかなり遅くなります。
また、Wi-Fi接続よりUSB接続のほうが転送速度は速く安定します。
MacBook Airなどをテザリングする場合は、USB接続としたほうが使いやすいですね。

VPN接続にL2TP/IPSecの必要なし！

EMOBILEでのVPN接続ではL2TP/IPSecが必須でした。
個人利用ではなかなか用意するのが難しい場面もあり、LTE契約に躊躇する方も多かったと思います。

しかしソフトバンクLTE回線でのVPNの場合は、PPTPでの接続が可能になります。
しかも高速なLTEを利用し、USB接続テザリングでの安定感。
かなり実用性の高い接続環境となりました。

ただしVPNの場合、転送量がかなり多くなるため7GB上限への配慮がとても大事になります。
利用に際しては転送量を常に確認するよう心がけてください。
　
　
iPad miniユーザであればテザリングオプションはかなり有益なサービスですね。
実効速度もストレスを感じない程度だと思います。
家族でiPhone5を利用している場合などにも、相互にテザリングを可能にしているメリットがあります。
例えば50MBを超えるアプリをダウンロードしたり、YouTubeを高画質で閲覧するにはWi-Fi接続が必要。
テザリングを行えば接続側（クライアント側）はWi-Fi接続となるのでこうしたダウンロードが可能になります。