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Dropbox
Creative Commons License photo credit: Dropbox / ilamont.com

基本はlinux OS向けの方法ですが、Macでも利用可能です。
Dropboxアプリを使わずにアップロード、ダウンロード、フォルダの作成、削除などが可能です。
ただし操作はターミナルからのコマンドが必要になります。

Dropboxへのアクセスは公式APIを利用するのでセキュリティ面は公式アプリ同等です。
Finderでの操作はできませんが、定期的な自動処理を行うためにはとても便利です。
ブログのバックアップを自動でDropboxに送るなどでも使えますよ。


利用するのは『Dropbox-Uploader』です。
アプリケーションではないのでインストールは不要です。
ダウンロードしたファイルをMacもしくはLinux上で解凍してください。

以下はMacの場合になりますが、Linuxでもコマンド等は同じです。
ファイルパスについては作業環境にあわせて適宜調整してください。

130904-0003

解凍したフォルダ(ディレクトリ)に移動します。
Macの場合『cd 』と入力して、解凍したファイルの入っているフォルダをドラッグします。
そうすると『cd 《解凍フォルダパス》』となるのでenterキーを押します。

『ls(Enterキー)』でフォルダに以下の5ファイルがあることをを確認します。
(以下、コマンドの実行にはEnterキーを押してください)

1. CHANGELOG.md
2. README.md
3. dropbox_uploader.sh
4. LICENSE
5. dropShell.sh

確認できたら『./dropbox_uploader.sh』を実行して作業を開始します。
『# App key:』の表示を確認します。
アクセスを確認したらDropboxへログインします。
表示を確認したら『https://www2.dropbox.com/developers/apps』にアクセスします。
アクセスするとDropboxアプリケーションを作成する画面になるので『Create App』をクリックします。

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上記のように設定すると、Dropbox上の全フォルダ・全ファイルへ自由にアクセス可能になります。
制限を設けたい場合は『Private Folder』『Specific file types』で制限してください。

130904-0009

アプリケーションの名前はターミナル中に記載されている『App name:』をコピペします。
作成完了すると下記のような『App Key』『App secret』が表示されるのでターミナルにコピペします。

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次に『Access level you have chosen, App folder or Full Dropbox [a/f]:』は『f』を返します。
『f』の場合は全フォルダにアクセスとなるので、Appフォルダに限定する場合は『a』を返します。

最後に『it’s ok?』と確認があるので、内容に間違いがなければ『y』を返します。

130904-0012

『https://www2.dropbox.com/1/oauth/authorize?』から始まるURLが表示されるのでブラウザでアクセスします。
Dropboxの認証画面になるので『許可』をクリックします。
許可をしたらターミナルに『Press enter when done…』と表示されてるので『Enterキー』を押します。

130904-0013

『 Setup completed!』の文字が表示されていれば設定はすべて完了です。

Dropbox-Uploaderの使い方

すべてターミナルからのコマンドで実行します。
コマンドはバッチファイルにしておけばクリックで実行も可能です。

『Dropbox-Uploader-Master』のフォルダを適当な場所にコピーします。
解凍したままの場所でも良いですが、ダウンロードフォルダは不意に削除する危険性も。
書類フォルダなどにコピーするのが良いと思います。

コピーしたらフォルダ内の『dropbox_uploader.sh』をターミナルにドラッグします。
たとえばボクのMacで書類フォルダにコピーしていると、以下のようなファイルパスになります。
『 /Users/admin/Documents/Dropbox-Uploader-master/dropbox_uploader.sh 』
/Users/admin/Documents/Dropbox-Uploader-masterが『Dropbox-Uploader-masterフォルダ』です。

ファイルパスはメモしてください。
すべてのコマンドはこのファイルパスに対して行います。
Mac上にあるファイル(フォルダ)も正確なパスを記載する必要があります。

コマンド一覧はこちらを参照してください。
コマンドに記載されているオプションはそれぞれ以下の意味になります。

[LOCAL_FILE/DIR] Mac上のファイル(フォルダ)
<REMOTE_FILE/DIR> Dropbox上のファイル(フォルダ)

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例えば上記のような階層にある『Backup』フォルダへアップロードする場合のコマンドは以下になります。

/Users/admin/Documents/Dropbox-Uploader-master/dropbox_uploader.sh upload /Users/admin/Documents/sample.txt Backup

Backup内にある『2013』というフォルダの場合、<REMOTE_FILE/DIR>は『Backup/2013』となります。

#!/bin/sh
shellPath = /Users/admin/Documents/Dropbox-Uploader-master
localPath = /Users/admin/Documents
$shellPath/dropbox_uploader.sh delete backup
$shellPath/dropbox_uploader.sh mkdir backup
$shellPath/dropbox_uploader.sh upload $localPath/* backup

こんな感じのを用意すると、Dropbox上のbackupフォルダを削除して再作成してアップロードします。
特定のフォルダをDropboxへバックアップするのに利用できます。
あとは定期的に自動処理するよう設定したり、Mac起動時に自動実行させるとラクですね。


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UPDATE: 2013.09.04
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