一長一短のオンラインストレージ競争にまた中途半端なサービスが追加に。
どうも、鰐です！

結論から言いますと、dropboxメインで使うことにしました。

メニューバー常駐は行わず、必要に応じてdropboxとgoogle driveのアプリを立ち上げる。
iOSデバイスでは現状dropboxしかアプリがないし、goodreaderなども対応するまでdropboxを使う。
MacBook AirとMacBook Proではdropboxとgoogle driveを併用。
google driveはMacBook AirとMacBook Proのファイル交換用で使う。
授受したら即ファイルを消すマイルール。

数週間以内にiOS用google driveアプリがリリースの予定らしいです、が。
例えばiPhoneからdropboxを使う場合、goodreaderのようなアプリ経由で使うことが多いわけで。
google driveアプリが登場するだけでは実用的ではないと思うわけです。

ファイル転送はgoogle driveのほうが速い！

オンラインストレージで要となるのは、容量の大きさと転送速度だと思います。

容量に関しては既報の通り、google driveが5GB無料、dropboxが2GB〜16GB無料。
dropboxは開始時点で2GBですが、知人を招待したりイベントに参加すると容量を増やせます。
そうしたことをしなければgoogle driveのほうが多い訳ですね。

次に転送速度ですが、実際にファイルをアップロードして試してみました。

まずはdropbox。
最速で330KB/秒の転送速度になりました。
見慣れた単位に直すと2.6Mbpsくらいですね。
グラフを見るとわかる通り、短いサイクルで転送速度が上下しています。
下は800bpsくらいにまで落ちることがありますが、平均すると1.4Mbpsくらい。

そしてgoogle drive。
最速で851KB/秒なので6.8Mbpsですね。
平均でも2.5Mbps程度になるので、dropboxと比較するとかなり速いです。
しかし発生頻度は低いのですが、突然に転送速度が1Kbps以下になることがあります。
dropboxよりは長いサイクルですが、転送速度が一時的に下がる事象も見られます。
それでも全体としては速いので、転送にかかる時間はかなり短くなります。

PCへの負荷はdropboxのほうが低い

オンラインストレージは仕事でも使っているので、Macへの負荷も気になる所。
特にMacBook Airは物理的なリソースが少ないので、できるだけ負荷を減らしたいわけです。

これは同期を行っていない状態で計測したメモリーとCPUの利用率です。
OSログイン時に自動起動するよう設定して、起動直後に測定した内容になります。
メモリー・CPUともにgoogle driveのほうが高くなっています。
CPUに至ってはアイドル中のdropboxは姿を表していません。

これが転送中を計測したメモリー・CPUの値です。
平均値に近い数値を狙ってスクリーンショットを撮った力作ですよ！
やはり同期を行うと負荷が増えますが、平均の影には最大負荷というのが存在するわけです。
瞬間的な数値ではdropboxがCPU35%に届くほどを示しましたが、ほんの一瞬です。
対してgoogle driveは30%弱と若干低いですが、ピーク状態がdropboxより長い時間継続しました。

この「ピークが長時間継続する」のがMacBook Airなどではちょっと痛恨。
Pixelmatorなどの画像編集アプリを使うと簡単にハングアップするほどにAirは虚弱な子。
dropboxやgoogle driveのようなバックグラウンドで動かすアプリにCPUを消費されると困るわけです。
たとえ短い時間でも、負荷が高くなることでアプリが落ちる可能性も高くなるわけです。