鶴田謙二のマンガは面白いのかと問われれば、純然としたマンガで考えた場合には『ノー』と答えるのに躊躇なし。
だけど、こうして新作が発売されれば買ってしまうその理由。
それは『鶴田謙二の描く女の子がエロくて奔放で理想のひとつ』だから。
この作品『ポム・プリゾニエール』に登場するヒロインと、そのヒロインと偶然知り合っただけのメガネっ娘は裸族。
自宅でも霧の中でも自由奔放で、猫と暮らす裸族。
帯に書いてあるのは『沙村広明イコール天才』という意味ではないとしても、間違いなく氏は天才であり、その才能を余す所なく発揮してさらに凝縮してるのが本作『波よ聞いてくれ』だと思います。
テンション高く細かいネタや時事ネタを織り交ぜつつ、現実と非現実の絶妙なバランスで突き抜けて行く『これぞマンガ!』という傑作です。
今年、もっともおもしろい作品になったとしても『えー、意外性なさすぎてつまんないけどおもしろいから許す!』と国民全員が合唱するほどに完璧です。
とにかく一気に読み終わってしまうこと間違いないし、そのまま何回か読み直しても笑えるに違いない、これ本当にすごいマンガです。
タイトル『或る日、木曜会にて』にある木曜会とは、夏目漱石を慕う若者たちが彼の元に集う日のこと。
そう、この作品の登場人物は夏目漱石をはじめ、芥川龍之介、久米正雄、鈴木三重吉、そして内田百閒といった文豪が登場する作品です。
とくに内田百閒好きならば、『のらやのらや』と呟いてしまうあなたなら、こんな百閒先生もニヤニャできること間違いないと思います。
大きな起伏のないストーリーですが、登場人物たちのちょっと風変わりな部分からあふれてる面白さと、そこからたまにこぼれてしまう寂しさを、巧みなマンガ的技法で描いている正統的な作品です。
鰐ノート版『2015年、このマンガがスゴイ!~いちおしの新作マンガ10選~』
2015年に初巻もしくは単巻が発売されたマンガの中から、カテゴリに関わらず舌を巻き膝を叩き腕が唸って腹が捩れたものから厳選した10作品ご紹介です。毎年も良作ばかりでほんと選ぶのに苦労するわー。
夏直前!ということで、今月の3枚はそれぞれ異なった傾向の音楽にしてみました。早朝のさわやかさ、夕暮れの穏やかさ、そして夏のアゲ感をそれぞれ彩ってくれる音楽をどうぞ!
2015年最初の3枚は、bonjour record新宿店でスタッフさんと選び購入した3枚をご紹介
我が家のオーディオシステム(AirPlayシステム)はコンパクトにまとめてます
ボーナスや歳末セールを控えた時期なのでオーディオ購入の相談をよく受けるようになりました。そこで我が家のオーディオ環境をあらためてご紹介です。チープだけどコンパクトで気に入ってます。
今年いちおしのマンガ家4人!鰐ノートが選ぶ『2013年、注目のマンガ家!』
2013年に購入したコミックスの中から今後にかなり期待しちゃったマンガ家4人。連載している今のマンガもじゅうぶんに面白いけど、これからどうなっていくのかにも是非注目していきたい人たちをご紹介。
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当ブログの本質とも言える『チープに楽しむ』を久しぶりに実践してみました。手持ちの部材と3700円でアナログ入力を最大限に活用するのです!