有料ではvmware fusionやparallels desltop、無料でもvirtualboxとMac上で仮想OSを作るものはリリースされており、どれでもそれなりにWindowsが動きます。
その中でもわりあい評判が良くて定番的なのがvmware fusion3ですが、本当にそうなのかな?
せっかく3アプリ持ってるので比べてみました。
2010年12月時点では:
事務・業務系アプリなら→vmware fusion3
ホビー系アプリなら→parallels desktop 6 for mac
MS Officeやテキストエディタ程度なら→virtualboxで
以上がボクの結論です。
MacBookPro13インチ(mid2009)OS10.6上に各仮想化アプリでWindows XP SP3を起動してのベンチマークです。
HDDは10GBをCドライブに、メモリーは1024MB、CPUは1コアに統一しています。
比較としてhp製のデスクトップPCでもベンチマークを行った値を100としています。
ベンチマークソフトが測定した各OSのCPU値は以下です。
hp製PC Pentium4 2793.07MHz
virtualbox Pentium3 537.93MHz
vmware fusion Pentium3 2256.34MHz
parallels desktop 6 for mac Pentium3 2260.00MHz
最新のPCでは比較にならないため、hp製PCはWindowsXPのライセンスが購入できた頃のPCです。
vmware fusionは抜き出た値こそありませんが、必要な部分がちゃんと出ています。
書き込みも読み込みもソツなくこなし、描画もある程度のレベルで行える。
動画編集やゲームで動かないものがあるようですが、事務系アプリはほぼ問題ないようです。
parallels desktop 6 for macは描画性能と読み込みがとてもハイスコアです。
逆に書き込みは非常に遅く、保存が多く発生する事務系には向かないと思われます。
また、バージョンアップで動かなくなったアプリなどもたまに聞きますので、安定してアプリが動かせる必要がある場合には適さないと思われますね。
virtualboxはフリーと侮れないほどに平均して良い値になっています。
ただし描画は厳しいものがありますので、Office系やテキストエディタなどの色を多用せず動きも少ないアプリを使う場合に限るのが無難じゃないでしょうか。
総合ポイントではparallelsがダントツのようになってしまいましたが、HDDのシーケンシャルR/Wとか実際には無意味な部分で他の2.5倍とかのポイントが出てしまったからで、そこまでダントツに高性能なわけじゃないです。
ベンチマークと実際の利用では異なりますので、vmwareの平均的な安定性こそが仮想化では大事だと思います。
定番には定番としての理由があるんですね。
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