crocodile notebook

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みなさんバージョンアップは済みましたか?
どうも、鰐です!

Officeアプリを使う程度であればVMware Fusion3と4は大差ないです……が!
OS10.7 Lionなら4のほうが安定してるようですね。

そんなVMware Fusion4ですが、初期設定のままだと性能が十分に発揮されません。
VMware Fusion3より設定すべき項目は少ないので、確認してみてはいかがでしょう?

もしサスペンド状態であればレジュームしてからOSを終了させてください。
すべて仮想OSの「設定」から行います。

CPUとメモリーの割り当て

VMwareでは仮想OS毎にCPUやメモリーを割り当てることができます。
この割り当てが多ければそれだけ快適で速く安定した仮想OS環境になるわけです。
でも「たくさん割り当てるとMac側のメモリーとかが減って不安定になる」と考えてませんか?
こんな感じに少なめに設定してる方も多いようです。
でも、VMwareの仮想OSは「必要な時に必要な分を使う」ようにコントロールされます。
処理が動いていない時は必要最低限のメモリーしか確保していないんです。

たくさんのCPUパワーを使うタイミングを考えてみてください。
おそらく、Mac側での処理は行っておらず、VMware上での処理に集中していることが多いと思いませんか?
CPUを多く割り当てれば、それだけ処理が速く終わるので効率的ですし、その後の作業も速く始められます。

たくさんのメモリーを使うタイミングを考えてみてください。
これもCPUパワーを必要とするタイミングと一致していると思います。
それもそのはずで、多くのCPUパワーを必要とする処理には、どうしても多くのメモリーが必要になるからです。

ですので、CPUは割り当てられる最大のプロセッサコア数を設定して大丈夫です。
MacBook Proであれば2プロセッサコアです。

メモリーは少し条件がありますが、計算は簡単です。
1. 推奨となっているメモリー以上〜2倍を目安
2. 搭載している物理メモリーの25%(1/4)を目安
この条件に一致する容量を割り当ててください。
WindowsXPであれば推奨512MB、MacBook Proであれば4GB〜8GBですので25%は1GB〜2GB。
推奨の2倍が1GBですので、割り当てるメモリーサイズは1GB。

HDDの割り当て

CPUやメモリーと異なり、HDDは実際に物理領域に書き込まれ常に消費しています。
そのため、搭載しているHDDの空き容量と仮想OSで必要とする容量で設定すべき値が変わってしまいます。
マイクロソフトから推奨されているHDD容量は以下の通りです。
Windows XP : 10GB以上
Windows Vista : 20GB以上
Windows 7 : 40GB以上
※Windowsにインストールするアプリケーションによってはもっと大容量が必要になります。

HDDの設定は以下の3点になります。
・バスタイプ:SCSI
・事前にディスク領域を割り当てる
・2GBに分割しない

こうすることで、MacのHDD上に仮想OS用の領域(ファイル)が10GB作成されます。
初期設定の場合は使いながら少しずつ領域を広げて行きます。
一見そのほうが無駄がないように思えますが、「広げながら動かす」ことで負荷がかかります。
また、いちど広げた領域が縮むことはできないので広がる一方になります。
それであれば、最初から与えられる領域をすべて割り当ててしまったほうが安定して速くなります。

互換性

VMware Fusion3からアップデートした場合、アップデート直後は3に戻す可能性も考えてると思います。
でも、Vmware Fusion4で大丈夫!と確信した場合。
あと、最初からVMware Fusion4を使い始めた場合。
仮想OSをVMware Fusion4専用にすることでパフォーマンスは最大限に発揮されます。

2および3互換を選択している場合、仮想OSのファイルをコピーすることでVMware Fusion3(/2)でも使えます。
ただし、一部機能制限も行われ、VMware Fusion4の性能も制限されることになります。

特にVMware Fusion4の仮想OS(Windows)でゲームをする場合は4専用にすべきです。
グラフィック(主には3D)が大幅に向上します。
グラフィック性能(描画性能)が向上するので、オフィス系のアプリでも多少の向上が見られます。
VMware Fusion4しか使わない!と決めたら、まっさきにこの設定を変更しましょう。

グラフィック

この設定だけは使いながら切り替えるのが良いかもしれません。
ゲームやグラフィック系アプリを使う場合には「3Dの最適化」は「オン」にするのが良いです。
VMware Fusion3より2.5倍も向上して、64bitに最適化された処理エンジンが唸りを上げます。
ただし、必要とするプロセッサコア数やメモリーが増える可能性があるので、合わせて調整してください。

もし2D系アプリ(オフィス系など)しか使わない場合は「3Dの最適化」は「オフ」にするのが良いです。
この際はCPUやメモリーは過度に必要としないため上記の設定でも十分に動きます。
ただし、一部ではオフにすることで不安定にあるとのレポートもあります。
その場合はオンにしてメモリーをすこし多めに割り当てると安定するようです。

VMware Fusion4はとても快適です

以上の設定はVMware Fusion3でも有効な設定です。
ただし、VMware Fusion3では設定画面以外でもいくつか設定しなければ快適な環境は作れませんでした。
Vmware Fusion4ではこれらの設定だけで向上が感じられると思います。
それだけアプリ内部の処理が洗練され、基礎部分が改善されたということだと思います。

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「VMware Fusion 4」の設定をおさらいして性能を向上させてみよう

UPDATE: 2012.01.29
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