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MacOS Sierraを使い始めたので、Sierraで最善のアンチウイルスソリューションを確認しました。
参考にするのは定番のAV TESTからStrong Protection for MacOS Sierra: 12 Packages Put to the Test

比較対象となったのは、この12アプリです。
Avast Mac Security 2015 11.18 （フリーウェア）
AVG AntiVirus 2015.0 （フリーウェア）
Bitdefender Antivirus for Mac 5.0.1.23
ESET Endpoint Security 6.3.85.1
F-Secure SAFE 16.4
Intego Mac Internet Security X9 10.9.4
Kaspersky Internet Security 16.0.0.245c
Panda Antivirus 10.7.12
Sentinel SentinelOne 1.8.2
Sophos Home for Mac 1.2.1 （フリーウェア）
Symantec Norton Security 7.2
Webroot SecureAnywhere 9.0.3.39

Avast、AVG、Sohopsの3アプリは個人向けに無料で利用も可能なアプリになります。

検出テストでは、『AVG AntiVirus』『Bitdefender Antivirus』『SentinelOne』『Sophos Home』の4アプリが100%の検出率と削除率になっています。
検出率が100%に満たないアプリは用なしなので、これより以下は読まなくても良いくらいです。
AVG AntiVirusとSophos Homeの2アプリは無料なので、個人用途であればどちらかを選択すれば間違いはないです。
ちなみに、当ブログでは数年にわたってSophosを推奨しています。

ウイルスやマルウェアの検出にかかるシステム負荷の計測結果です。
アンチウイルスアプリが未インストールの状態で、合計27.3GBのコピーとダウンロードに241秒（Reference）を要しました。
グラフは、それぞれのアンチウイルスアプリをインストール後に同じファイルをコピーした際に要した処理時間です。

SentinelOneの242秒（+1%）はすばらしい性能ですが、253秒を要したSophosでも+5%程度の負荷になります。
その点を考慮すると、もっとも重要なセキュリティに関する性能については『AVG』『Bitdefender』『Sophos』の3製品が評価されています。

ビジネス用途で高セキュリティと低負荷を求めるなら『SentinelOne』が最善です。
個人用途でシステム負荷はそれなりに、高いセキュリティレベルを安価に導入したい場合には『AVG』『Sophos』が良いようです。

AV-TestでもSentinel社の『SentinelOne』がMacへの負荷と検出率のバランスから最善の選択としています。
SentinelOneはまだ日本国内では正式にリリースされていないソリューションで、およそ個人向けとは言い難い価格設定のアンチウイルスですが、ビジネスユーザーであれば一考の価値があります。
過去にはソフトバンクが巨額の資金援助を行ったことでも話題になりましたが、このSentinelOneは革新的なアンチウイルスソリューションなのは間違いありません。

SentinelOneは、既知と未知の両方の脅威からクライアントPCやサーバなどのエンドポイントを保護するとともに、攻撃を受けたときの影響調査、追跡、復旧の機能を備えたセキュリティソリューションです。機械学習（マシンラーニング）を活用した検出エンジンで、エンドポイント内に侵入してきた脅威の通常とは異なる挙動を解析し、既知と未知を問わずマルウェアに共通して見られる振る舞いを行う脅威を検出します。検出後はプロセスの強制終了、感染ファイルの隔離といった初期対応を自動実行し、感染端末をネットワークから遮断します。また、機械学習によって正常なプログラムの挙動を学習しているため、誤検知を含めた過剰な検知を抑えることもできます。
　
さらに、脅威が発生する経緯を詳細に記録するフォレンジック機能によって、痕跡の除去を防ぎ改変されたファイルも復旧することで、サイバー攻撃の影響を最小限に抑えます。
　
引用：http://www.ctc-g.co.jp/news/press/20170130b.html

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