観光雑誌とか情報誌で観光予定をたてるとかはしないんですが、ちょっとそんなのも良いかも！
どうも、鰐です！

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この手の旅行情報誌的なものはあまり手にしないんです。
デザインとか日本的なとかテーマを謳ってても、なんかそれ違ってない？と違和感があったり。
行ってみたとしても、人で溢れて旅情も何もなかったり。
とにかくもう、苦手なわけです。

日本をデザインの視点で旅するトラベルガイドブック
　
デザイン的観点で47都道府県のトラベル情報をセレクトした新しいスタイルのガイドブック。読んだ人が旅に出たくなる「日本の旅のきっかけ」を提案します。
　
交通、宿泊のスタイルも大きく変わり、400キロ程度の小旅行はめざましく変化しています。まさに「日本人は、日本を知るために、確かめるために小旅行をし始めた」のです。d design travelは、包括的に日本の感性を「デザイン」の視点で拾い上げ、そうした小旅行の動機をハイセンスにしていくものです。毎号、旅行の動機を”デザイン”という若いめがねで眺め、行動させる。デザイン、旅行、地域を眺める、新しいガイドブックです。
　
http://www.d-department.com/jp/project/d-design-travel/

「日本人は、日本を知るために、確かめるために小旅行をし始めた」と言われても、そんなつもりはないし。
言葉にまったく共感できないし。
「包括的に日本の感性を「デザイン」の視点で拾い上げ、そうした小旅行の動機をハイセンスにしていく」とか旅行の動機なんて他人にどうこうされて生まれるものじゃないし、それにセンスもなにも余計なお世話と思うし。
基本的にそうした余計な一言が多い本ってのはエゴが強くて苦手なのです。

という先入観でまったく興味を持ってなかった本なのですが。
立ち寄った本屋でたまたま目に止まったら、アラ？栃木ですか。
栃木スキーとしてはちょっと興味が。
あら、益子ですか。
益子ダイスキーとしてこれはちょっと手に取らないわけには……
おや？なんか意外にちゃんと紹介されてる。
というか、これ、けっこう面白い！

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その土地をより知るために行くべき場所。見るべき場所。
著者はデザインという言葉で括ってますが、ボクはその土地の人が生活の中で作り上げた素晴らしいモノに見て触れて、より深く知るためのガイド本みたいに感じました。

デザインとは何かボクはわからないのですが、紹介されているモノには共通した点があるように感じます。
必要性から生まれ歳月によって無駄が削ぎ落されたモノ。
安らぎやくつろぎのためだけに考えられたモノ。
身近にあって背伸びせずにいられるモノ。
それらには流行や押しつけのようなものも感じません。
そうしたシンプルなモノが紹介されているように感じます。
シンプルだからこそ、そこに込められた歴史や意図を感じ取ることも容易で、その土地や人をより知ることができるように思ったのです。

そんなことを考えながら発行元のWEBを見たら書かれていたのがコレ。

dデザイントラベル編集部では、以下の5つを基準に、掲載スポットを決定しています。
　
1. その土地らしいこと
2. その土地の人がやっていること
3. その土地が持っているメッセージがあること
4. 利用価値が手頃であること
5. デザインの工夫が感じられること
　
http://www.d-department.com/jp/project/d-design-travel/

見事にやられました……
栃木の土地と人のいままでとこれからを知りたい・確かめたいと思わせてくれる本です。
そう。
この本が旅行の動機になってしまったんです。

栃木、静岡、長野、大阪、鹿児島、北海道の6冊があります。
まずは自分が好きな土地の本から読んでみる事をおすすめします。

iOS用の無料アプリもリリースされてます。
紹介された情報が地図と連動しているので、実際に旅行するとき便利だと思います。
ただ、もう少し使いやすいと良いかなあ（笑

d design travel
カテゴリ: 旅行
価格: 無料