iPadの用途が少し見つかったような気がします。
どうも、鰐です！

Twitterで知った、PDFを使ったフリーマガジン「P+M Magazine」
名古屋のインディーズレーベルが作っている音楽と写真のフリーマガジンです。
この記事を書いた2011年12月7日にVol.7がリリースされました。
Vol.7！けっこう前からだったのね！

紹介動画のおしゃれ女子が気になる！
動画で少しネタバレしてますが、写真は全体的にやさしい感じ。
P+M MagazineはPDFなのでMacでもWinでもiPhoneでも読むことはできます…が！
iPadがいちばん適してますね。
MacBookPro 13、MacBookAir 11、iPad、iPhone4と試しましたがiPadがベストチョイス。
大きいモニターの方が読みやすいけど、ヘッドホンしながらゴロゴロしながら読むべきです。

ファイルはPDF形式になっているので、iPad（iOS）ならiBooksで読めますよ。
フリーマガジンを無料アプリで読む。
寒空の下、扱ってるお店まで取りに行くどころか配送してもらったものをポストまで行く必要すらない！
ダウンロードして同期すれば終わりだから！
なんという贅沢！そして自堕落！
iBooksにPDFを同期するには、iTunesを立ち上げてPDFを左のライブラリにドラッグ＆ドロップ！
iPadやiPhoneを繋ぐと「ブック」のタブが追加されるので、同期するものを選択するだけです。
同期したPDFは「コレクション」に収まっています。

しかし良いね、こーゆーの。
印刷とか取扱の交渉とか広告認知とか、いろいろとコストを切り詰められる。
切り詰められればコダワリたい部分にもっと拘れる。
いろんな試行錯誤に取り組みやすくなる。
作り手の楽しさがすごく伝わってくるようです！

惜しいのは、ちょっと読みにくいところですね。
テキストがなかなかボリュームあるので必然で文字が小さく。
紹介動画のように拡大して読めば字の大きさなんて簡単に解決できるわけですが。
当然だけど拡大すると写真が見切れたり、インタビュー読むのに上下左右にスクロールが必要に。
読むことに集中できなくなるのがちょっと残念。

読みにくいのは残念なんだけど、それでもインディーズのインタビューが良いのです。
サンプルのMP3がセットになってるので、インタビューを読みながら聴くことができちゃう。
もちろん紙媒体でも同じようなことはできたし、実際にそうしたものもあったけど。
フリーペーパーのクオリティで提供されるソレが、1台のデバイスで完結してることがすばらしいわけです。
制約が少ないからこそ実現できる自由をソコから感じられるわけです。
もちろんコンテンツとしても、目と耳を使って世界観を脳内構築できるからとても面白い！
（MP3はPDFとは別にiTunesからミュージックアプリに同期が必要です）

そんな感じに良いだけに。
写真があってインタビューがあって音楽がある。
その三位一体を堪能してこその楽しさが少し損なわれちゃうのがモッタイナイ。
（このモッタイナイ感じもインディーズっぽくてちょっと楽しいのですけどね）

P+M Magazineを読んで、改めて思いましたよ。
電子書籍のフォーマットなんて売る側以外にとってはどーでも良いんだよね。
音楽を添えたければMP3を別ファイルのまま添付して配れば良いわけで。
それが聴きたければ受け手がどうにかするわけで。
何より大事なのは読ませたい！読みたい！って気持ちだよね。
技術とかってのはやれないことを実現するには必要だけど。
やれる方法があるなら、まず始めることが大切なんだよね。

そんなことを再確認させてくれるフリーマガジンでした。