周辺減光は多少残り完全ではないにしても、紫の色かぶりはほぼ解消できます!
どうも、鰐です!
NEX-7にMマウントなどのレンジファインダーレンズを装着すると、写真の外側が変色して写ることがあります。
これはNEX-7では本来使えないレンズを使っていることがそもそもの原因です。
他にも周辺部分の光量が足りなどの光学的な理由もありますが、対応レンズであれば発生しません。
使えないものを使って遊ぶ上での自己責任として、ここはひとつ補正も楽しんでしまいましょう!
(写真はクリックで拡大します)
めちゃめちゃ変色してます。
この写真は明るい方向に向かって、光をある程度通す程度に薄いプラ版をレンズにつけて写したもの。
およそ最大でこれだけの変色(色かぶり)が発生することになります。
こうした変色は普段の写真でも発生しています。
この色かぶりを補正する機能が「レンズ・キャスト・キャリブレーション(LCC)」です。
Capture One Pro 6に搭載のすばらしい機能!
色かぶりのテンプレートになる写真を「レンズ補正」メニューから実行します。
補正を実行すると処理内容を保存することができます。
ここではレンズがわかるよう「SKOPAR35」という名前のLCCセットで保存します。
これでほとんど色かぶりや周辺減光のないフラットな1枚に補正されました。
LCCを試してみるときは、俯角・水平・仰角の3パターンで白い写真を撮るのが良いと思います。
今回はあえて1枚のLCCセットでどれくらいの補正が可能か試してみます。
LCCセットを使うのは簡単。
現像したい写真を読み込んで、レンズ補正から作成したLCCセットを呼び出すだけ。
周辺がハイキーになってしまいやすいので、周辺の露出をすこし抑えるなどするとちょうど良くなります。
屋内でのサンプルです。
明かりは左側からガラス越しの自然光、上と右からは白熱灯の明かりが入ってくる環境です。
左側に大きく、右側にもいくらか色かぶりの発生が見えると思います。
周辺減光はやや残っているものの、色かぶりはほぼ解消されているかと思います。
周辺減光もこのくらいであれば、現代的なレンズの爽快感とは違ったオールドレンズならではの雰囲気になってる?
もし壁の白をフラットにしたければ、ホワイトバランスや露出を調整して現像することも可能です。
屋外で仰ぎ見た構図の撮影です。
薄曇りの天気だったため、全体的に明るいですが太陽は写真の下方向に位置しています。
そのため下側の色かぶりが顕著になっています。
木の葉は幾層にも重なっているので、下の層ほど暗い色になる必要があります。
写真全体で階層毎に葉の色がほぼ揃っていることも必要になります。
そうなる程度に周辺減光と色かぶりを補正したため、若干残ってはいますがこれもかなり解消されてると思います。
1枚のLCCセットでもこれくらいの補正が数回の操作で可能になります。
数パターンのLCCセットを用意しておけば、だいたいの写真は補正することが可能だと思います。
1枚の現像にかける時間を増やせば、もっと鮮やかな写真にすることも可能です。
このLCC機能はCapture One Proになります。
廉価版のCapture One Expressでは周辺減光のみを調整することしかできません。
Capture One Proはちょっと高いアプリですが、その価値は十分にあると思います。
60日間の仕様版では全機能を試すことができます。
また、25%や50%オフで購入できるシーズンもあります。
NEX-7でレンジファインダーのレンズを使うのであれば、Capture One Proオススメです。
このアプリ1つで広角レンズが気軽に使えるようになりますよ!
iTunes PodCastにCapture One Pro 6チュートリアルもあります。
Capture One Pro 6
PHASEONE
Aperture
カテゴリ: 写真
価格: ¥6,900
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