crocodile notebook

feedly feedburner google+ twitter facebook creative commons BY:2.1 プロフィール


MacBook Pro Retina購入連動企画。
古いMacBook Pro 13(Mid2009)をiTunesが常時動いているホームサーバーに仕立てました!
※現行のiTunes 11はOS10.6.8以降に対応です。
これは本当に便利ですよ。

そもそも、ホームサーバーって作るとなにが便利になるんでしょう?
1. iTunesのホームシェアリングが便利!
2. ファイルサーバーとして機能するから便利!
3. USB接続の機器をネットワーク共有できるから便利!
4. それでも電気代は抑えられるからすごい!

しかも、これらを追加投資ゼロ円で作ることができるわけです。

iTunesのホームシェアリングが便利!

これは特にAppleTVを利用しているご家庭ではすごい便利です。

ホームシェアリングを利用すると、同じAppleIDで連携した機器同士で音楽や映画の相互利用が可能になります。
例えばiPhoneに入れている音楽や映画を、AppleTVを通じてアンプやテレビで再生することができるわけです。
これを『AirPlay』と呼びます。

iTunesが起動しているMacがある場合、iPhoneやiPadをリモコンにして、MacからAppleTVにAirPlayできます。
これを『iTunesサーバー』と呼びます。

『NAS』と呼ばれるネットワーク上のハードディスク製品でも、iTunes同等の機能を持ったものがあります。
これは『DLNA』と呼ばれる機能で、MacやiOSの標準機能では対応していません。
そこでiPhoneアプリなどではDLNAに対応したアプリを利用して、AppleTVにAirPlayを行うことになります。
この場合、NASにある映画などをiPhoneに読み込み、AppleTVへAirPlayすることになります。
そのため、高画質な動画はデータの転送が間に合わない可能性もあります。
DLNA転送中にほかのアプリを使うとか、そんなことはもっとむずかしい……

その点、iTunesからのAirPlayであれば経由する必要もなく、高画質な動画をスムースにAirPlay可能!
iPhoneは単なるリモコンですから、操作が終われば普通に使っても大丈夫。
機種変更したあとの古いiPhoneなどでも問題ありません(iOS5以降が良いです)
AirPlayが始まればiPhoneの電源を切っても問題ありません。

iTunesサーバーの作り方は簡単。
iTunesをホームショアリングに参加させて、ずっと立ち上げておくだけです。

ファイルサーバーとして機能するから便利!

ファイルサーバーとは、Mac(PC)本体ではなくネットワーク上にあるファイルの保存場所を言います。
家庭用のファイルサーバーと言えば、『NAS』と呼ばれるネットワーク上のハードディスクが一般的。
安価なNASは読み書きが遅かったり、壊れやすかったりとちょっと不安。
また、NASは内蔵のハードディスクを交換するのも大変なので、買い増しが基本となります。

その点、Macにファイルを保存するのであれば、Mac同士なので相性も問題なし。
ハードディスクの容量が足りなくなっても換装すれば済みますし、USBのHDDを増設しても利用できます。

そしてMacだからこその便利がMac App Store。
数GBのアプリをメインのMacでダウンロードしてると、使い終わったのに電源切れない場合も。
ファイルサーバと言ってもそこはMac。
おおきなファイルサイズをダウンロードするときはサーバに任せておけば良いわけです。
終わったらUSBメディアにコピーしても良いし、ネットワーク経由でコピーしても良いし。

USB接続の機器をネットワーク共有できるから便利!

USBで接続している機器と言えば、プリンターやスキャナーですね。
プリンターにもネットワーク対応の製品はありますが、やっぱりすこし高くなります。

そうしたUSB機器をホームサーバーのMacに繋ぐと、Macの基本機能でネットワークを介して共有可能!
1台のプリンターを家のどこからでも利用することができるようになるわけです。

こうした『共有機能』は環境設定から行うことができます。
前述のファイルサーバーも『ファイル共有』機能を有効にすることで可能になります。
プリンターを共有したい場合は『プリンター共有』
スキャナーを共有したい場合は『スキャナー共有』を有効にすれば良いだけです。

それでも電気代は抑えられるからすごい!

Macの消費電力はセールスポイントであったほどに、たいへん低コストに抑えて設計されています。
参考:Appleと環境
そして、上述の機能はすべて『スリープモード』でも利用することが可能。
スリープモードとは、液晶の電源などを落として、必要最小限の機能だけ動かしてる状態。
通常稼動状態のおよそ1/10くらいにまで消費電力を抑えることができます。

さて実際に電気代はいくらになるでしょうか。
MacBook Proの消費電力は60Wです。
このMacBook Proを24時間1ヶ月使い続けた場合、約1,000円になります。
スリープ状態で24時間使い続けた場合でも約100〜200円ほどで収まる計算になります。

MacBook Proはバッテリーを内蔵しているので、消費電力がゼロになる場合もあります。
しかし、内蔵のハードディスクが頻繁に動作すれば、消費電力が増える場合もあります。
USB接続の機器が増えれば消費電力も増えてしまいます。
こうした条件がいろいろと関わってきますので、実際の金額は増減することになります。
でも、だいたいはコーヒー1杯程度の金額に収まると思いますよ!
(缶コーヒーなのかスタバなのかは別として)

Macを買い換えたらホームサーバーにしよう!

2年単位くらいでMacを買い換えるのであれば下取りのほうがリセールバリューも高いです。
しかし、ホビーユーザーであれば4〜5年は使い続けることが多いのではないでしょうか。
例えば今回ホームサーバーにしたMacBook Proは2009年6月の製品です。

ソフマップでの買い取り価格は22,000円となりました。
この価格で買えるNASであれば HDL2-A2.0 などになります。
もちろんこれでも必要十分ではあるんですが、AppleTVなどとの連携を考えた場合。
やはりiTunesサーバーを立てた方が扱いやすいんですよね。

今回はMacBook Proで作りましたが、Mac miniでも同じことは可能です。
Macの買い替えを検討している方は『買い増し』で、ホームサーバーも検討してみてはいかがでしょう?
 

参考:MacBook Proをホームサーバ(iTunesサーバ兼ファイルサーバ)にする方法
 

iTunes基本ワザ&便利ワザ 2013 Windows & Mac対応
東 弘子
マイナビ
売り上げランキング: 16,777

NASより使いやすいぞ!OS10.6.8以降が動くMacをホームサーバーに仕立てよう!

UPDATE: 2013.02.06
, , , ,




併せ読みに選ばれている
記事はこちらのようです

5.6MHz DSD対応のネットワーク/USB/CDレシーバー『ONKYO CR-N765』で自宅のオーディオ環境をスリム化しました

5.6MHz DSD対応のネットワーク/USB/CDレシーバー『ONKYO CR-N765』で自宅のオーディオ環境をスリム化しました

『脱AppleTV、脱AirPlay』をテーマに自宅オーディオ環境のリプレイスを行いました。音響品質はだいぶアップ、操作性はすこしダウンとなりましたが、トータルはとても満足できる結果です。

AppleTV(2nd)をJailBreak!そしてaTVFlashをインストール!

AppleTV(2nd)をJailBreak!そしてaTVFlashをインストール!

AppleTV(2G)にaTV Flashを導入してみました。 XBMCでの動画再生は、DLNA+AirPlayよりもかなり使い勝手もパフォーマンスも良くなったのです。

我が家のオーディオシステム(AirPlayシステム)はコンパクトにまとめてます

我が家のオーディオシステム(AirPlayシステム)はコンパクトにまとめてます

ボーナスや歳末セールを控えた時期なのでオーディオ購入の相談をよく受けるようになりました。そこで我が家のオーディオ環境をあらためてご紹介です。チープだけどコンパクトで気に入ってます。

オンラインでも路面店でも、アップルストアの初売りは1月2日ですよ!

オンラインでも路面店でも、アップルストアの初売りは1月2日ですよ!

2013年1月2日に恒例となっているアップルストアの初売りが行われます。 毎年徹夜で行列が発生している福袋も33,000円で登場です。

iOS用DLNAクライアント『8player』でAppleTVの本領発揮ですよ!

iOS用DLNAクライアント『8player』でAppleTVの本領発揮ですよ!

iOS用DLNAクライアントのベストチョイスだと思います! これがあればWi-Fiで音楽も映画もAppleTVにストリーミング可能! 3G回線にも対応してるらしいよ?

iTunesのApple ID(メールアドレス)を変更してセキュリティを向上させよう!

iTunesのApple ID(メールアドレス)を変更してセキュリティを向上させよう!

Apple ID(iTunes)専用にメールアドレスを作成してApple IDの変更を行いました。 以前はApple IDを変更するとちょっと面倒なこともありましたが、今はとても簡単ですよ。