crocodile notebook

feedly feedburner google+ twitter facebook creative commons BY:2.1 プロフィール


DSC04737

通勤などでは荷物を減らすためにもShure SE215を愛用しています。
しかし、家の中などの静かな空間でイヤホンはちょっと聴き疲れるのです。
そこで音質的にもイヤホンより優れることもあり、ヘッドホンを購入しました。

ヘッドホンには大きくわけて3つのタイプがあります。

密閉型

外で使用しているほとんどの人が使ってるヘッドホンは、この密閉型になります。
耳にかぶせる部分がプラスチックなどで完全に覆われていて、その中でスピーカーが音を鳴らします。
完全に覆われているので音漏れや外音の侵入が少なく、力強い低音を鳴らすことができます。
反面、低音過多になりやすい傾向もあるように感じます。
ボクはあまり低音が強く鳴るヘッドホンは苦手なので、密閉型は使っていません。

オープン型

高級高音質なヘッドホンに多く採用されている方式になります。
密閉型とは異なり、耳を覆ってしまうことはないので低音がこもることもありません。
低音から高音まで自然な音で聴くことができます。
しかし音漏れや外音の侵入は防げないので、静かな環境でなければ使いにくい面もあります。
また、能率の高い(300Ωや600Ωなどの表記)機種が多いため、ヘッドホン専用の機材も必要になります。

DSC04733

セミオープン型

密閉型のようなケースで耳を覆っていますが、小さい穴が開けられていて完全に密閉されていません。
この穴が音の逃げ道になるため、低音のこもりや、高音の共鳴を抑えることができます。
密閉型とオープン型のおいしいところを併せ持った型がセミオープンになります。
ただし、音の傾向は密閉型のような迫力も、オープン型の透明感も感じにくくなります。
アンプとの相性も考えなければいけないので、選ぶのが難しい型とも言えるかも。

今回、購入したのはセミオープン型のヘッドホン『AKG K240S』になります。
音楽スタジオ向けに作られたモデルで、音の特徴はあまりありません。
良い録音は良い音で、悪い録音は悪い音で再生されてしまう、とても素直なヘッドホンです。

イヤホンやヘッドホンは『適した音楽のジャンル』があるけど、このヘッドホンは苦手はないですね。
そのかわり得意なジャンルもありません。
どんな音楽でも素直に鳴らすかわりに、やはり録音が悪いとひどい音で鳴ってしまいます。

『録音が悪い』というのは、MP3などの変換でも音質の低下となり『録音が悪い』状態になります。
できるだけ高ビットレートで変換することをオススメ。

DSC04734

ボクの場合、クラシックと小編成ジャズはAppleロスレスで変換しています。
音楽の導入部が弱音で始まる音楽の場合、MP3で320kbpsにしても聞こえない音が増えてしまうから。
また、生演奏を多用している音楽もできるだけAppleロスレスにしています。
それ以外の音楽はMP3の320kbpsで変換して容量を抑えることを優先しています。

AKG K240Sは後継モデルが発売されていて、K240S自体はすでに終息製品になっています。
だけど音質的にはそれほど大きな違いはありません。
プロがスタジオで使うには細かな違いが重要になるけど、家で使う程度であれば違いはプラシーボ。
それであれば前モデルを安価に購入したほうがお得感ははるかに高いわけです。

DSC04736

AKG K240Sは音質的に不満はまったくないですが、唯一使いにくいのがケーブルの長さ。
3メートルもあるケーブルが標準になります。
ただしそこはプロ仕様。
リケーブルが可能なので、社外品の1.3メートルケーブルなどを利用すると使いやすくなります。

標準的なヘッドホンは32Ωが多いですが、K240Sはそれより若干能率が高い55Ω。
アンプによっては普段よりもボリュームを大きくする必要があります。
ボクはiPhone5に繋いで使うことが多いですが、iPhone5の場合はボリュームにそれほどの違いはありませんよ。

家で仕事をしたり、夜遅くまで音楽を聴いていたい人にはかなりオススメのヘッドホンです。

【国内正規品】 AKG スタジオ・モニター K240S
AKG (2002-06-10)
売り上げランキング: 37,940
オヤイデ電気 ヘッドホンケーブル HPC-X62/1.3
オヤイデ (2009-07-02)
売り上げランキング: 17,351

室内用ヘッドホンにセミオープン(半開放)型『AKG K240S』を購入しました

UPDATE: 2013.09.15
, , ,




併せ読みに選ばれている
記事はこちらのようです

我が家のオーディオシステム(AirPlayシステム)はコンパクトにまとめてます

我が家のオーディオシステム(AirPlayシステム)はコンパクトにまとめてます

ボーナスや歳末セールを控えた時期なのでオーディオ購入の相談をよく受けるようになりました。そこで我が家のオーディオ環境をあらためてご紹介です。チープだけどコンパクトで気に入ってます。

iOS再生の音楽を使うイヤホンに最適化するアプリ『AUDYSSEY Music Player』

iOS再生の音楽を使うイヤホンに最適化するアプリ『AUDYSSEY Music Player』

イヤホンによって生まれる音質的な差異を少なくして、よりよい状態で試聴できるようにと開発されたらしいアプリですが、実際のところは『音が悪くなった』と感じる組み合わせもあるので、音って難しいですね。

Shure SE215SPEのケーブルが折れたので、Amazon最廉価の互換リケーブル『ASR-120』を購入しました。

Shure SE215SPEのケーブルが折れたので、Amazon最廉価の互換リケーブル『ASR-120』を購入しました。

Shure SE215シリーズの互換ケーブルをAmaonで購入しました。 音質的な向上はありませんが、消耗交換品としてはコスパ高いと思います。

2012年振り返り企画『今年満たした物欲ベスト10』はコレだ!

2012年振り返り企画『今年満たした物欲ベスト10』はコレだ!

2012年も数々の物欲に苛まれ続けたボクですが、その中からコレは!という買い物をベスト10形式でご紹介。

StudioNeatからリリースのスタイラス「COSMONAUT」はちょっと欲しいなあ

StudioNeatからリリースのスタイラス「COSMONAUT」はちょっと欲しいなあ

クレヨンみたいなかわいいスタイラス。 Glifで一躍話題になったStudio Neatの新製品です。 来年発売なのですが今から楽しみ!これは買おうかな!

Shureから4基のBAドライバーを搭載したトップグレードのカナル型イヤホンが登場するぞ!

Shureから4基のBAドライバーを搭載したトップグレードのカナル型イヤホンが登場するぞ!

ShureからBAドライバーを4基搭載したカナル型イヤホンが間もなく登場します。その音質とお値段にいまから興味津々なボクですよ。