続きの記事になります。
OnyXの環境設定については前の記事になります。
どうも、鰐です!
屈辱の記事分割。
OnyXを使う前に必ず行うことがあります。
これすごい大事なので忘れずに。
1. バックアップを行う。
TimeMachineでも何でもかまわないので、かならずバックアップを行ってください。
最悪の場合、Macが起動しなくなる可能性もあります。
2. MacOSやOnyXを最新の状態にする。
OnyXはMacOSのバージョンに合わせて常にアップデートされています。
そのため、必ずMacOSとOnyXが同じペースでバージョンアップするように心がけてください。
MacOSのアップデートをしばらく止める場合は、OnyXの自動アップデートを停止させると良いですよ。
3. すべてのアプリケーションを終了させる。
OnyXと他のアプリを平行で動かしてはダメです。
OnyXはHDDの検査を行うので、アプリが動いていると書き込みと検査がぶつかってしまう可能性があるためです。
以上が大丈夫なら、いよいよOnyXを立ち上げましょう。
HDDの物理的な状態確認を中心としたメニューになります。
Verifyは3種類用意されていて、いずれも右下の「Check」をクリックすると実行されます。
S.M.A.R.T. Status: ハードディスクが機械的に壊れていないかを検証します。
Structure of volume: MacOS標準機能(ディスクユーティリティー)の「ディスクを検証」と同じ機能です。
Preferences: インストールアプリの設定情報を検証・リセットします。
「S.M.A.R.T.」と「Structure of volume」は予備検査のようなものなので必ず実行します。
「Preferences」は通常では実行する必要ありません(むしろ実行しないでください)
実行するとするとアプリの設定情報が消えるだけではなく、有償アプリはライセンス情報も消える場合があります。
ここではファイルのアクセス権限などを整理して問題を解消します。
OnyXで主に使うのは「Verify」と、この「Maintenance」の2つになります。
Permission: ディスクユーティリティーの「アクセス権を修復」と同じ機能です。
Scripts: OSXが自動で行っているメンテナンスを手動で実施する場合に使用します。
Rebuild: ファイル情報や関連付けなどのデータベースやインデックスを再構築します。
ここで必ず行うのは「Permission」です。
この作業でファイルが整理されアクセスがスムースに行えるよう修復されます。
「Scripts」はMacOS自身が定期的に行っているメンテナンス作業を手動で実施するためのものです。
この作業でMacOSは一時ファイル(テンポラリファイル)の削除などを行っています。
Scriptsは自動でも実行されているので、HDD空き容量が切迫してるなどの理由がなければ実施する必要ありません。
主に使う機能は以下の4つです。
チェックしてから「Excute」を押すと修復が実行されます。
LaunchServices: 「このアプリケーションで開く」の表示で問題がある場合にチェックします。
Display of folder’s content: フォルダ表示がおかしい時やFinderが不調時にチェックします。
Spotlight Index: Spotlightでファイルが正常に検索できない場合にチェックします。
Mail Envelope Index: 標準メールアプリでメッセージの表示や検索に不具合がある場合にチェックします。
いわゆるキャッシュファイルを削除します。
キャッシュファイルはアプリなどの動作を効率化して速くする効果がありますが、増えすぎると逆効果になります。
また、HDDの容量を圧迫する原因にもなりますので、異常を感じたら実行するのが良いです。
System: MacOS自体などが作成したキャッシュを削除します。設定は変更する必要ありません。
User: MacOSの設定でユーザが変更した内容のキャッシュです。設定は変更する必要ありません。
Internet: Safariで閲覧した際のキャッシュです。すべて削除して大丈夫です。
フォームの自動入力やクッキー情報を残したい場合は下2つはチェックせずに実行してください。
Fonts: フォントキャッシュを削除します。すべて削除して大丈夫です。
Log: 内容を理解できない方は削除しないほうが良いです。
Misc.: その他のキャッシュを削除します。設定は変更する必要ありません。
以下の機能については使う必要はないと思います。
使うにはそれなりの知識が必要になる部分もありますので、眺めるだけにするのが無難かも。
Utilities: ターミナルを使う方は必要に応じて実行したほうが良いです。
Automation: OnyXを自動処理する場合に設定します。
Parameters: Macの環境情報などを表示します。(このメニューは変更しないように!)
Info: Macのハードウェア情報などを表示します。
Log: OnyXの実行ログです。
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