OnyXはすばらしいけど、気軽に使えないモンスターツールなのがちょっと難しいところ。
どうも、鰐です！

それでもMacOSのメンテナンスにOnyXはやはりベストなので愛用していました。
でも、これからは定期的なHDDメンテナンスにコレをつかって、ロングスパンでのフルメンテでOnyXにするかも
そんな風に思えたツールが今回ご紹介するiBoostUp (無料)です。
基本機能は無料ですが、2つほど有料AddOnがあります。
でも、まずは無料部分だけで十分じゃないかな。

iBoostUpの主機能が「Quick Clean」
HDD内のキャッシュファイルを削除して、MacOSのレスポンスを回復させてくれます。
この内、定期的に削除すると効果的なのは「System Log」「System Cache」「Crash Report」の3つ。
特にSystem Chacheはサイズも大きくなりやすく、それだけOSのレスポンスを鈍くする原因にも。

「Start Scan」をクリックすると削除できるファイルをチェックし始めます。
そんなに時間はかからないので終わるまで待ちましょう。

ゴミ箱を含めてなんと1.6GBも削除できますよ！とのレポートが。
このまますぎにクリーニングを始めても良いですが、いちどキャンセルしましょう。

Quick Cleanのメニューに戻ると、どの項目でどれくらいのファイルを削除できるか確認できます。
でも「Cookie Clener」はこのメニューで実施しないほうが良いです。
ブラウザのCookieを削除しちゃうのでちょっと困るかも。
ブラウザ内で削除するか、iBoostUpの別メニューでCookieは削除しましょう。
と言うことで、ボクはCookieをチェックを外して「Remove All」します。

削除する量にもよりますが、1.6GB程度なら（SSDで）1分かかりません。
この速さが日常的なメンテナンスに便利な理由ですね。
メンテナンスのためにMacOSを占有する時間が短く済みます。
ただし、iBoostUp以外のアプリが起動していると「終了させてください」のアラートが表示されます。
作業中のアプリがあれば保存して終了してください。

インストールされているブラウザ毎にCookieの削除が行えます。
Quick CleanでCookieを削除しないほうが良い理由のひとつがこのメニューです。
常用しているブラウザのCookieは削除せず、それ以外だけを削除のほうが使い勝手を損なわずに済むからね。
仕事で検証用にブラウザをインストールしている方は、定期的にこのメニューから削除すると便利かも。

OnyXでも主機能のファイル権限の修復を行う「Disk Health」です。
もしOnyXも併用するのであれば、この機能はOnyXを利用するほうが良いかと思います。
あまり頻繁に行うべき作業でもないので、やるときはしっかりと確認して行うほうが良いかなと思うわけです。
iBoostUpだけを使うのであれば定期的に実行しましょう。

また、ブラウザでページの表示が遅いなーと感じてる方は「Network」をチェックしてみましょう。
閲覧頻度の高いURLをチェックして、もしネットワークの設定で改善ポイントがあれば指摘してくれます。
ただし一般的な改善点なので、必ずしもそれで効果があるとは限りません。
設定のヒントになるかもね……くらいの期待で試すと良いかなあ。
ちなみに、改善点は英文なので覚悟してください。

他の有料（AddOn）としては「重複ファイルの削除」「メモリーのクリーンアップ」があります。
重複ファイルの削除は仕事でMacを使ってる方には便利だと思います。
メモリーのクリーンアップは無料アプリでもありますから、そちらを使うのもアリかな。
1つのアプリで完結できる利便性を85円で買えるって考え方もありますね。

HDDやSSDの空き容量が少なくなってきたときや、MacOSのレスポンスが悪くなったと感じるとき。
OnyXよりずっとカジュアルに使えるメンテナンスツールなので、試してみてはいかがでしょう。

「OnyX」を上手に使ってMacをいつも快適な環境で維持しましょう（1）

iBoostUp
カテゴリ: ユーティリティ
価格: 無料