crocodile notebook

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ようやくこのアプリが使えるクオリティにアップデートされたのでご紹介。

以前のバージョンでは、とにかくバッテリー消費が激しいアプリでした。
この1点だけが欠点だったのですが、あまりにも大きな欠点だったので使う機会もすくなく。
しかし、先日のアップデートでついに解消してくれました!
アプリレビューでも歓喜の声がすごいです!

イコライザーアプリですが、iOSアプリでは『音質向上』を目的としたアプリとして紹介されることの多いカテゴリーですね。
ここで注意して欲しいことが1点あります。

イコライザーはイヤホンやスピーカー、アンプの特性に合わせて音をニュートラルな状態にするのが本来望ましい使い方だと思います。
異なる環境でも、できるだけ近い音で聴けるようにということですね。

それを流用して、低域や高域を視聴者の好みに合わせて調整する=高音質にする、ということでしかありませんので、このアプリで聴けば『音楽が高音質になる』わけではありません。
あくまで『自分好みに調整できる』だけです。

誰が聴いても『イイね!』と思える音にすることができるアプリではないので『高音質化』という言葉に惑わされないようご注意ください。


10種類の設定が最初から登録されています。
『バスブースト』低域を膨らませて高域はフラットなまま
『クリスピー』中低域を若干絞って中高域を膨らませる
『ダンス』低域を強調して中域を絞り、高域を膨らませる
『フラット』無調整の状態
『ラウドネス』低域と高域を膨らませて中域はフラット
『Vocal Notch』低・高域をフラットにして中域をカット
『小型スピーカー』低域を膨らませて高域を絞る
『テレフォン」中低域を削り中高域を少し膨らませる
『ボーカルブースター』中域だけを膨らませる

録音状態にもよりますが、高域を増やすと「サーッ」というノイズが多く聴こえるようになります。
また、低域を増やすと高域が不明瞭になり曲全体が薄く感じてしまいます。

使い方としては、好みに近い標準セットを探して、そこから更に微調整するのが良いと思います。
調整は任意の周波数で行えます。
波形をタップすると周波数と音量が表示されます。
これを参考に低域(低い周波数)から高域(高い周波数)まで調整してください。

iPhoneの場合、低域と高域が若干不足する傾向があるので『バスブースト』もしくは『クリスピー』を基本に微調整するのをオススメします。

また、AirPlayにも対応しています。
ボクの主な用途はこのAirPlay時のプレイヤーとしてです。

イヤホンで聴くときは環境から音質への影響も大きいわけです。
また、カナル型の場合は装着状況によっても音質は変わってしまいます。
そんな状況の中でイコライザーに苦心するよりは、好みの音で鳴るイヤホンを使うほうが良いです。
全体的に低域があとちょっと足りないとか、そうした微調整にはもちろん活躍するアプリですよ!

しかしAirPlayの場合は常にほぼ同じ環境で聴くことになり、イヤホンとは真逆の状態になります。
この場合はiPhone(アンプ)とスピーカーの相性を合わせてあげるのは有益。
イコライザーの真価が発揮される場面になるわけです。
 
イコライザー機能に限らず、曲の選択画面なども操作がわかりやすく好印象なアプリです。
AirPlay、ループ再生、シャッフル再生はもちろん、曲選択のメニューも標準的なものはすべて備えているので、標準アプリからの切り替えも簡単だと思います。
バックグラウンド再生にも対応しています。
(設定でバックグラウンドをオフにすることも可能です)

メニューも日本語なのでとてもわかりやすく、音楽を聴くことに関してはEQuで不足する部分はないと思いますよ。
ボクはこのアプリを以前使っていたiPhone4に入れてAirPlay専用として使っています。

 
iPhoneでイコライザー調整をする場合の(ボク的)コツ。
10kHzから16kHzにかけて、緩やかな右上がりの曲線を描きます。
上げる幅はほんの少し、16kで1.0db程度となるくらいで十分です。
そして32Hzを0.5dbくらい上げます。

これで全周波数でフラットに近い音が作れるんじゃないかなと思います。
あとはこれを基準に、イヤホンやスピーカーの特性や好みに合わせて調整してください。

様々なイコライザーアプリがありますが、カスタム設定のやりやすさはEQuがオススメです。

EQu – 高品質イコライザー App
カテゴリ: ミュージック
価格: ¥250

Apple ハイビジョン対応 Apple TV MD199J/A
アップル (2012-03-16)
売り上げランキング: 52

iOSで音楽再生をサポートするイコライザーアプリ『EQu』がアップデートでバッテリー問題を解消して実用的に!

UPDATE: 2012.12.19
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