ボクはチャリティとか募金とか、そういうものが好きではない。
箱にお金を入れるだけで、なにか良いことをしたという気持ちになることを否定するつもりはないけど。
でもボクは、形のあるメリットを伴わないことに何かをする気持ちになれないのです。
使い道のないものにお金を払うのはバカバカしいと感じてしまうのです。
この手の企画って、やたらと震災テイストに味付けされててつまらんのが多いと思うのですよ。
だからあまり買うことはないし、買ったところで他人様にオススメすることもありません。
買うことが目的化されてる本なんて、紙のムダでしかないからね。
だけどこのコミック『ヒーローズ・カムバック』は面白いです。
収録されてる読み切り短編のどれもがちゃんとマンガとして成立してます。
掲載タイトルは20年くらいまえに連載されていたものがほとんど。
例外は『銀の匙』だけですね。
銀の匙はおもしろいから、これを機に読んでみることもオススメしたいところ。
『ギャラリーフェイク』はフジタらしい胡散臭さと優しさがあるし。
『究極超人あ〜る』は「これ、連載の再掲?」と思うくらいにマヌケだし。
『伝染るんです。』は椎茸かっこいいし。
『サイボーグ009』はさすが大御所!内容が重すぎるぜ!
『うしおととら』のやさしい応援は心地良いし。
『犬夜叉』に至ってはなんかまだ連載してんじゃね?な感じだし。
『銀の匙』は大きなメッセージをさりげなく織り込んでいてハっとさせるし。
『GS美神 極楽大作戦!!』の無意味さとサービス精神が大好きだ!
『俺しかいない~黒い波を乗り越えて~』は正直なところ苦手です。
掲載作品を見てもわかる通り、このコミックは30代後半以降の人がターゲットですね。
その世代のマンガ好きなら「うおー!懐かしい!」と喜べること間違いないです。
いまはもうマンガを読まなくなった人でも楽しめると思います。
もちろん、連載当時を知らない人でも楽しめると思いますよ。
お値段は950円なのでコミックとしてはちょっとお高いけど、マンガの満足度は相応以上。
でも『3.11を忘れないために』というコピーが表に刷られてるのはあまり好きじゃない。
企画の趣旨が被災地復興だとしても、それを目的に買うわけじゃないんだから。
趣旨を知ってて、それを目的に買う人もいるだろうけど。
そういうことは中表紙とか、巻末コメントに書き添えてくれるくらいが良いと思うのです。
例えば写真のように『紙は石巻で作られたものを使ってますよ』みたいな感じで。
これ、相当に良いと思ったのです。
紙の値段が高騰してるなかで、あえて石巻で作られたものを使う。
その結果、コミックの単価があがったとしても、それに納得できるだけの作品が掲載されてる。
オトナをターゲットにしたコミックから感じる大人の事情ってやつですね。
連載当時はマンガ好きのこどもだったボクも、事情を感じれるオトナになったんだなあとか思ったり。
すごく上手くて、すごく良いです。
今はもうマンガから離れてるマンガ好きにも。
今もマンガを読んでいるマンガ好きにも。
マンガが好きな人みんなにオススメできる面白いコミックです!
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