レンジファインダーであるところのMマウントなレンズがボクは大好きだ!
なにが好きって、メカニカルでコンパクトなところが大好きだ!
でも広角のレンズを使った場合、写真の四隅がマゼンダ色に変色することも珍しくなかったり。
レンズ本来の特徴と片付けるには厳しいくらいに光量が落ちて暗くなるのも珍しくなかったり。
NEX-7では叶わなかった、趣味を満たしてくれるほどに相性の良い本体とレンズの組み合わせ。
とにかくそれをボクは待ち望んでいたのです。
そして、それを叶えてくれる最高の1台が『SONY α7S』だったわけです。
α7Sが他のα7やα7Rと異なる点のひとつが、このレンズを取り付けるためのマウント部分。
α7Sだけは金属部品を使っています。
Eマウント以外のレンズを装着する場合は、マウントアダプターという部品を必要とします。
本体とマウントアダプターが噛み合い、マウントアダプターとレンズが噛み合う。
そうすることで本来取り付けられないレンズを装着できるようになるわけです。
本来取り付けることのないレンズを取り付けるのであれば、マウント部分にどんな負荷がかかるかわからない。
考えすぎかもしれないし、怯えすぎかもしれないけれど。
マウント部分が金属製というのは、それだけでとても安心できるのです。
マウントアダプターはNEX-7で使っていた『RAYQUAL LM-SαE』のヘリコイド機構などは備えていないモデルです。
フルサイズ対応する以前のモデルでしたので、公式ページに従って遮光板を取り除いて装着しています。
遮光板を取り外すことで、即席ですがフルサイズに対応できる(かもしれない)マウントアダプターになります。
(遮光板は2枚ありますが、その2枚ともに取り外しています)
遮光板を取り外すと内部反射などでレンズ本来の性能が発揮できない可能性もあるそうです。
その場合は、遮光板を取り外したあとでもフルサイズ対応化を行ってもらえます。
(フルサイズ化は2014年12月末で受付を終了する予定です)
F2.0 1/8000秒 ISO125
使用しているレンズはVoigtlander ULTRON 28mm F2。
ボクはこのレンズが作る、すなおで穏やかな描写が大好きなのです。
開放F2.0の場合、シャッタースピードを最速の1/8000秒にしても遅くてハイキーに。
しかも逆光での撮影だったので、普通はこんな撮り方しないですよね。
だけどNEX-7の場合、これが確実にマゼンダの変色が発生する条件。
空が明るいほどにマゼンダの変色が発生していたのです。
でも、α7SとULTRON 28mm F2の組み合わせでは、マゼンダの変色がまったく見られない!
こんどはF11とかなり絞って、同じ条件で撮影した場合です。
目で見た感じよりだいぶ暗く写ってしまってはいるものの、変色は見られません。
とりあえず28mmの画角ならまったく不安なくマウントアダプターが使える!
開放近い絞りの場合、若干シアンに寄った色味になりやすい気もするけど、少し絞れば解消します。
しかも高ISO値も使えるので、少し絞ってF5.6前後のいちばん画質が安定すると感じるところを常用できる。
これだけでもボクにとってα7Sは十分な価値があるのです。
Webのレポートによると15mmなんていうすごい広角レンズも使えるようなので、いずれ試してみなければ!
今年はもうずいぶんと涼しさを感じるようになってきたので、秋の訪れも早いのかな?
クラシックなレンズで切り撮る日本の秋。
懐古主義というわけではないですが、日本の色により似合うのはこうしたレンズだと思うのです。
SONY α7Sにマウントアダプター『 VM-E Close Focus Adapter』を購入しました
ボクは更なるレンズの深みへと足を一歩踏み出したのです。そう、1個のマウントアダプターとともに。
フォクトレンダーからEマウント用ヘリコイド付きMマウントアダプターが発売
ヘリコイドで最短撮影距離を短縮可能なEマウント装着用Mマウントアダプターがフォクトレンダーから登場です。
『SONY α7S』はボクが20有余年をかけて身につけた常識を壊す怖いカメラでした。
フィルムからデジタルに記録媒体が移っても、カメラの基本はあまり変わっていなかったと思います。でも、このα7Sはいままでの常識を捨てない限り、その価値を発揮することが難しいカメラかもしれません。
まるで教科書のようなレンズ『Carl Zeiss Planar T* 50mm F2 ZM』
鳥の撮影に600mmという非現実的なAF望遠レンズを使うようになって、手近なものを撮影するには俄然MFが楽しくなっています。久しぶりに使った50mmというレンズは写真の基本が詰まっているんだなと改めて感じました。
現行のMFレンズ『Voigtländer COLOR SKOPAR 21mm F4P』をα7S用に購入しました
街中をブラブラしているときは、パンフォーカスで気楽に撮影したいボクです。 だけどデジタルカメラになってからはフィルムにくらべると、どうしてもフォーカス(ピント)の甘さを感じてしまい、パンフォーカスがちょっと苦手に感じていたボクでもあります。 そんなボクですが21mmなんていう広角レンズを買った理由は、パンフォーカスで撮りたいから。 ああめんどうくさい性格なんだろう。 COLOR SKOPAR 21mm F4PはライカのMマウント互換のレンズであり、Mマウントはもうスナップこそが王道でありパンフォーカスがいちばん似合うカメラだろうと信じてるボクです。 そんなMマウントのレンズは数本所有しており、その中でも28mmのレンズでもパンフォーカス気味には撮れるのですが28mmのパンフォーカスってあまりに普通すぎて面白くないなと思ってしまったボクでもあります。 だから21mm。 15mmとか12mmとか、もうすぐしたら10mmなんてレンズも発売されるようなんですが、ライカであるところのMマウントであれば21mmこそが広角だろうという根拠の由来もない思い込みのあるボクなので21mmを購入しました。 いちおうF11まで絞ればパンフォーカスになると書かれていますけど、フィルムに比べると解像度が高すぎるのがデジタルカメラなのでF11以上に絞りたいのに、F11でもシャッタースピードが確保できなくなることがあったので絞れなかったあの日々。 パンフォーカスで撮りたいのに撮れなかった、あの日々。 だけどいまは違う、だってα7Sなんだもの。 高感度に強いα7Sなんだもの。 以前なら考えるまでもなかったISO6400を常用できるのであれば、F11以上に絞っても1/60秒とか余裕で確保できるのはα7Sだからこそ。 街並みを撮影するなら人物も写りこむわけで、それであれば1/200秒くらいは確保して街の動きを止めた1枚を撮影したいと思ったならばISO感度をさらに上げて対応できるのもα7Sだからこそ。 なによりマニュアルフォーカスレンズでありMマントだからこそ、このコンパクトなセットアップになってスナップカメラとして最高に良いのです。 Mマウントの難点である最短撮影距離の長さも、Close Focas Adapterと併用すれば16cmとかなり短くなるので、パンフォーカス以外の撮影方法も楽しめるし。 オールドレンズの扱いに慣れているのであれば気にならないとは思いますが、ゴーストやフレアなどが比較的発生しやすいレンズかもしれません。 写真ではわかりやすいよう故意に出していますが、レンズフードをもう少し大きいものに交換したほうが良いですね。 純正の四角フードも販売されていますが定価で7,500円となかなかのお値段なので、流用できるフードから具合の良いものを探すのが今後の課題。 Close Focus Adapterを併用すると最短撮影距離が16cm、レンズ先端から被写体までの距離は9cm程度になるので、接写にもつよい広角レンズとして重宝します。 お皿に飾られたケーキを撮影するときにも、近い距離から皿全体を撮影することが可能になるので、テーブル撮影のバリエーションも増えますよ。 接写のできる広角レンズとα7Sの組み合わせであれば、多少の暗い店内であってもフラッシュなど不要ですし、シャッター音も響かせず撮影することが可能になります。 そしてスナップカメラとして、F11に絞ってファインダーも背面液晶も確認せずに、ただ1枚撮影してみました。 周辺減光と呼ばれる影響で四隅が暗くなっていますが、デジタルカメラ(Raw撮影)であれば比較的簡単に補正も可能です。 ボクは減光するレンズであれば減光したままでも良いんじゃないの?と思ってしまうので特に補正もしませんが。 これくらい広く写すことができるレンズであれば、旅行などでも活躍すること間違いないですね。 テーブルフォトにも使えるし、風景写真にも使える。 1本あるといろいろ便利なレンズだと思います。 COSINA フォクトレンダー COLOR SKOPAR 21mm F4 P 131026 posted with amazlet at 16.01.25 フォクトレンダー 売り上げランキング: 316,145 Amazon.co.jpで詳細を見る COSINA フォクトレンダー VM-E Close Focus Adapter 631908 posted with amazlet at 16.01.25 フォクトレンダー (2013-12-21)売り上げランキング: 14,208 Amazon.co.jpで詳細を見る ソニー デジタル一眼カメラ「α7SII」ボディ ILCE-7SM2 posted with amazlet at 16.01.25 ソニー 売り上げランキング: 63,092 Amazon.co.jpで詳細を見る
2014年製『SONY α7S』に1973年ソ連製『Jupiter-8 50mm F2.0』を組み合わせてみた
1970年代のソ連製レンズ『Jupiter8』を現代のα7Sにつけて遊んでみたら相性良いのですげえ楽しかったというだけの記事です。