空飛ぶ本棚とは何か、まずは公式ページからの引用です。
「空飛ぶ本棚」は、出版社などのコンテンツホルダーから協力を得て運営されているシステムです。
本や雑誌を購入した時に付いてくる 「クーポンコード」を入力するだけで、その本や雑誌を「無料」で、「いつでも」、「どこででも」楽しめます。
文章や画像だけでなく、映像や音楽も楽しめるコンテンツも続々登場予定です。
引用:http://www.sky.co.jp/
雑誌媒体において、ボクが理想と思う形がコレです。
このサービスをはじめたのがイチ書店である文教堂というのが、また大きな意味を持ってると感じます。
しかも文教堂以外の書店も空飛ぶ本棚に参加できるのが画期的とも言えるでしょう。
文教堂以外だとジュンク堂、丸善、くまざわ書店、啓文堂、ブックファースト、有隣堂などが参加中。
比較的大きな書店チェーンが参加していることからも、これからの展開にも大きく期待できる!
空飛ぶ本棚に参加している雑誌の情報は空飛ぶ本棚@twitterで確認可能。
プレジデントや日経ビジネスアソシエなどから競馬大予言に週刊ゴルフダイジェスト。
モーターマガジンやdancyu、大人の週末、OZマガジン、ESSE、GoodsPressのような情報誌。
セブンティーン、BAILA、LEE、MORE、メンズノンノ、LEON、UOMOのようなファッション誌。
読者層に縛られない多種多様な雑誌が対象になっているのも良いですね。
日経ビジネスアソシエ2014年11月号『最強の手帳術』が対象書籍だったので、実際に試してみました。
書籍を購入するとクーポンコードが差し込まれています。
これをiOSやAndroidアプリで入力すると、対象書籍がクラウド上の本棚に保存されます。
クラウドサービスを利用しているので、空飛ぶ本棚を利用するにはアカウントの作成が必要になります。
アカウント作成に必要な情報も、個人情報を過剰に求めていない点で好印象。
アプリのデザインは洗練されているとは言えませんが、年代を問わず使いやすいことを考えると及第点かな。
若い世代の人には古臭いデザインと感じられそうですが。
紙面レイアウトは端末を縦にすれば片ページ、端末を横にすれば見開きで表示されます。
紙面構成は紙雑誌をそのままなので、大きい端末であれば雑誌よりも読みやすいですね。
今回はiPhone6で使ってみましたが、テキストは拡大しないと読めません。
紙面データをそのまま画像にしているので、拡大しすぎると文字がギザギザになっていまいます。
ほどほどの大きさまでの拡大でとどめておくのが読みやすいです。
テキストも画像化されていますが、検索は利用可能なのが便利。
たとえば『手帳』というキーワードで検索した結果がこちら。
検索結果として、ベストな表示内容とは言えませんが、どういった内容か読み取れる程度には表示されます。
ある程度は読み取れますが、似たような語彙が並ぶとなかなか判断も難しいですね。
意味の伝わりにくい検索結果は、その先にアクションがつながらないのでちょっともったいない。
検索結果をクリックすると該当ページが表示されて、検索語句がマーキングされていました。
この表示はわかりやすくて良いですね。
雑誌なので気になったページは付箋を貼るなどマーキングしたい。
それに近い機能として『しおり』が用意されています。
ただし、これはとても残念ながら実用性はかなり低いですね。
まず、しおりを貼っているページのタイトルが意味不明。
制作側の管理番号とかだと思いますが、自分で名前を付けられるほうが良い。
もしくは、なにかしら内容のわかる日本語で表示してほしい。
ただ『検索』にしても『しおり』にしても、紙雑誌ありきで考えると事情がちょっとかわります。
紙雑誌から内容を検索するのは不可能ですよね。
読みやすいのは電子書籍より圧倒的に紙書籍ですが、読みたい記事を探すのは電子版だけの機能。
マーキングしたいのは『再読の可能性がある記事』だからですよね。
そうした記事ページは、電子書籍よりも紙書籍でマーキングしたほうが利便性が高いと思います。
記事の一部分だけであれば写真やスクリーンショットに収めて保存したほうが便利だし。
紙雑誌の利便性を高めるための『検索』『仮マーキング』として割り切れば、これは十分に使えます。
そして雑誌ジャンキーなボクが渇望していた機能こそ、このふたつだと声高に叫びたい!
ページ送りの反応は、悪くないです。
スワイプのほか、ページ左右の端をタップしてもページ送りは可能です。
おっさんのパサパサな指先でもページ送りに難儀しないのは助かります。
『空飛ぶ本棚』アプリは必要最低限を満たしている、というのが正直な感想。
まだまだ改善・洗練させる余地はたくさん残っているなあと感じます。
紙書籍ありきの電子書籍という扱いを感じてしまうのも、利用シーンによってはイマイチかも。
しかし、それであっても利用する価値を十分に感じるコンセプトの強さが『空飛ぶ本棚』にはあります。
エコバッグなどが添付されているよりも、電子書籍が無料で使えるほうが特典として価値を感じるボク。
雑誌はスキマ時間にこそ楽しみたいものです。
そんなボクにとって、紙書籍と電子書籍を1パックにしてくれている。
これはとてもとても有益なのです。
電子書籍は便利ですが、サービス事業者が継続できなくなると購入したデータの閲覧も不可能になります。
紙書籍と電子書籍をそろえて所有できるというのは、資産的な面でも大きな意味があると思います。
今は雑誌だけですが、将来的には一般書籍でも同様のサービスが行われると最高ですね。
まだまだ参加書店・参加雑誌に限りもありますが、これからどんどん増えるはず。
雑誌好きはもちろん、書店好きな人にも活用してほしいアプリです。
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