配線が苦手！という人の中には、配線をきれいに整えるのが苦手という方が少なくないように感じるボクですが、その多くはケーブルの結束が下手というところに原因があるんじゃなかろうか！
そんなことを日々感じているボクでもあります。

ケーブルって家電の裏とか家具のスキマとか、作業しにくい場所にまとめておきたいですよね。
慣れればケーブルを敷設する時点でおおまかにでも引き回しをどうするか考えて、必要な長さのケーブルを準備できるわけですが。
市販のケーブルだけを使う場合はどうしても数十センチ、長いと1メートルはケーブルを余らせてしまうわけです。

そんなときに必要な技術がケーブルの結束。
結束にはワイヤー入りのバンドなどを使うわけですが、これもちょっと慣れが必要。
なにせ家具・家電の裏にあるケーブルですから、片手で結束するハメになることも珍しくないわけです。
しかもまとめるケーブルが多くて結束バンドの長さが足りない！とか、そんな状況だって珍しくないわけです。

そんなわけで『ケーブルの結束を制した者は配線を制する』的な格言を辞世の句にしようかとも思うボクですから、結束用具についてはあれこれと試しているわけです。
その中でも『価格』『使いやすさ』『結束力』の三拍子が揃った結束用具としてオススメしたいのが、この『CableClamp PRO』です。

プロですよプロ。
配線男子としてはプロの文字輝くアイテムを見過ごすわけにはいきません。

配線男子以外でも、たとえばバッグの持ち手をまとめてテーブルやハンガーにかけることも可能です。
アウトドアでは木の枝などに縛り付けておけば、軽い物をひっかけておくフックにもなるのでキャンプに便利です。

ケーブルクランプの難点は、結束できるケーブルの量（太さ）に対して自由度がちいさいということになりますが、これはケーブルクランプが3サイズで展開しているので、必要な大きさを購入することで対処することになります。

また、Amazonでも扱いはあるけれど店頭価格にくらべるとかなり高額になってしまうのも大きな難点。
工具などを専門に扱っている『ファクトリーギア』では180円〜の価格で購入可能でしたので、近くに工具などを扱っているお店がある場合は、そちらを確認してみるのが良いと思います。

今回購入したのはいちばん小さいサイズ（CCP-S）になります。
テレビの電源ケーブル、アンテナケーブル、HDMIケーブル２本をまとめるのにSサイズを利用しましたが、HDMIケーブルならあと2本はまとめることが可能に思います。

使い方はツメを本体に差し込んで輪を作って結束します。

写真上部に見える黄色のレバーを押し下げることでツメを引き出すことができるので、結束バンドとは異なり何度でも使うことができます。
結束バンドの場合、バンド同士を捻るかツメを差して引っ張らないと結束することができないわけで、慣れるまではこれがなかなか上手くできないわけです。
ケーブルクランプの場合、ツメの部分を開いた状態でケーブルを入れてツメを閉じるだけで結束できるので、狭くて見えない場所に手を入れて、片手で作業をする場合でもまったく不便はありません。

美しく結束するのに重要なのは、できるだけケーブルがねじれないようまとめること。
ケーブルがねじれていると、その1本だけが浮き上がってしまって美しくないばかりか、引っ掛けて断線させてしまう危険性もあります。
でも、ねじれないように注意してまとめたつもりでも、まとめ終わってみるとなんだかバラバラになってるのはよくあること。
輪の大きさも不揃いになっていて、なんとも美しさに欠ける結束になることもよくあることです。

ケーブルクランプの場合、締めるのも緩めるのも自在ですから、まとめてからねじれを直したり輪を揃えることも容易です。
美しい結束ができるようになったと感じられたとき、きっと配線の楽しさと結束の奥深さに開眼されると思います。

さあ！配線が苦手なすべての老若男女よ！
ケーブルクランプを手に、新たなカタルシスを得るのだ！