crocodile notebook

feedly feedburner google+ twitter facebook creative commons BY:2.1 プロフィール


DSC00839

MacBook Proから2.5インチHDDを取り出してSSDに交換しました。
HDDからの異音が目立つようになり、購入から6年ちかくになることからも、いつHDDが壊れてもおかしくないと判断してのHDD→SSD交換でしたが、それでもまだ動いているし使える320GBのHDDを捨てるというのはボクの主義に反するところなので、一時保存や大量移動用として使うためにHDDケースを購入することにしました。

Amazonで安価なHDDケースを物色していると、最近の2.5インチHDDケースはネジ不要な製品が増えているんですね。
USB HDDのドライブ自体を交換する頻度なんて少ないものですが、ネジ不要というのは「めんどうが嫌い」なボクにはかなり魅力的なコンセプト。
しかも2.5インチでUSB3.0であればUSBバスパワーでも動くから、ケーブル1本で済むのは変わりなく。

コレだ!ということで特にそれ以上の理由もなく、Amazonでベストセラー1位になっていた『Salcar社製 2.5インチHDDケース』を購入しました。

DSC00837

本体側のUSBコネクタはMicro-BタイプのUSB3.0で、Micro-B – Type-AのUSBケーブルが添付されています。
本体側USBコネクタのとなりには、ネジのかわりにHDDを固定するためのロックがあります。

取扱説明書はすべて日本語のみで記載されていて「USB3.0超速で」などの、ちょっとふしぎな日本語も多少はありますが、USB HDDの扱いに不慣れな方でも戸惑うことなく利用できると思います。

DSC00838

このHDDケースは本体をスライドさせることで2.5インチHDDを挿入することができ、HDDを押し込んでスライドを閉じるだけでSATAコネクタとHDDが接続される仕組みになっています。
スライド式なので不意に開いてHDDが抜け落ちてしまうのを防ぐために、スライドをロックする仕組みが用意されています。

ケース内部は滑り止めの薄いスポンジが貼られているので、取り付けは若干硬く、とくに最後のスライドを閉じる際には多少の勢いが必要になります。
ボクが購入したケースのSATAコネクタの位置は適正で、HDDのコネクタに負担がかかるようなことはありません。

製品の品質は安心できるものです。

HDDケースの性能を比較してみた

比較してみた、と言っても今回購入したSalcar社製品と、以前から使っているOwltech社製品の2製品だけですけど。
Salter社は薄く横に長いUSB Micro-Bケーブル、Owltech社は補助電源付きのUSB TYPE-Aケーブルと製品に添付されているケーブルの違いもありますが、ケーブルの規格はどちらもUSB3.0なのでケーブルタイプの違いによる速度差はナイという前提でのテストです。

benchmark

HDDはMacBook Pro 2011モデルから取り外したHGST社製320GB 5400RPMを初期化してから実施しています。
USB3.0の転送速度からすれば20%程度の速度しか出ていませんが、HDD自体の性能としてUSB3.0を最大限に活かすことはできないので妥当な結果かもしれません。
ベンチマーク上はケースの性能差が見られなかったことは安心しました。

今回購入したSalcar社製HDDケースはアルミケースとプラスチックケースの2種類が販売されていますが、プラスチックのほうが安価だったのでプラ版を購入しました。
そのプラスチックケースには放熱用のスリットなどは設けられていません。
対してOwltech社製HDDケースはアルミケースで、ケース自体が放熱効果のある素材で作られていて、放熱用スリットも用意されています。

DSC00831

SSDと違いHDDは発熱するため、あまり温度が高くなるとHDDの性能や寿命に悪影響が生じます。
プラスチックに放熱効果は期待できないので、温度が高くなりやすい環境で長時間利用が想定される場合、アルミ製のHDDケースを利用したほうが無難です。

そのため、長時間の使用では性能に若干の変化が見られるかもしれません。
2.5インチのUSB HDDは熱が原因で壊れるほどに酷使することは少ないと思うので大きな影響はないかもしれませんが、用途によってはケースの素材にも留意したほうが間違いないです。



MacBook Proから2.5インチHDDを取り外したのでAmazonベストセラーになっているSalcar社のUSB3.0ケースを購入しました

UPDATE: 2017.03.19
, , ,




併せ読みに選ばれている
記事はこちらのようです

MacBook Pro (2009)のHDDを日立Travelstar 1TB / SATA3 7200rpmに交換しました

MacBook Pro (2009)のHDDを日立Travelstar 1TB / SATA3 7200rpmに交換しました

MacBook Pro 990J/AのHDDが容量不足そして老朽化してきたので1TBのHDDに交換しました。交換前後のベンチマークを掲載しています。

自宅のファイルサーバー兼メディアサーバーのNASとして『Synology DiskStation DS116』を設置しました

自宅のファイルサーバー兼メディアサーバーのNASとして『Synology DiskStation DS116』を設置しました

あえてのRaidナシ、あえてのWESTERN DIGITAL Blueで自宅にNASを導入したのですが、NASに様々なプラグインを入れて動かすには、Synology DiskStation DS116のスペックは必要最小限と言えるレベルかもしれません。

2011年製MacBook Proの延命を目的にHDDを『SanDisk Ultra II SSD(240GB)』へ交換しました

2011年製MacBook Proの延命を目的にHDDを『SanDisk Ultra II SSD(240GB)』へ交換しました

SDカードやCFカードはずっとSanDiskしか使っていないし信頼もしていないボクなので、SSDだってもちろんSanDiskを選ぶことに躊躇はありません。

NASで重要なのはケースではない、ドライブだ!“家庭用NASに最適なHDD”について考えた

NASで重要なのはケースではない、ドライブだ!“家庭用NASに最適なHDD”について考えた

NASには大切なファイルを保存するからこそ、NAS本体だけではなくHDDこそ壊れにくい製品を選ぶのが大切です

USB2.0接続のHDDケースを買って無線APに繋いでみたのです

USB2.0接続のHDDケースを買って無線APに繋いでみたのです

LinkStationが壊れたのですが、無線APにUSB機器を繋げられるということでHDDを繋いで試してみました。 NASに比べると不便だけど、コストを考えるとアリかなあ。

MacBook Airで使えるLAN→USB変換アダプタ『PLANEX UE-100TX-G3』

MacBook Airで使えるLAN→USB変換アダプタ『PLANEX UE-100TX-G3』

MacBook Airユーザなら持ってる方も多いであろう変換アダプタ。Wi-Fiの使えない環境で作業が増えてきたのでついに購入しましたが、速度面はUSB2.0で十分ですね。