以前からリリースされていたアプリでしたがサンプル画像を見るだけでもUIが使いにくそうで試す気にならなかったのですが、Ver3.0にアップデートされた際に一新。
とてもスッキリとして使い勝手がよさそうになったので早速試してみました。

特徴はレスポンスの速さ、だと思います。
起動はiPhone4で実測2秒程度。写真の保存も3秒程度でバックグラウンド処理になります。
標準カメラもカメラロールにたくさん溜まっていたりで起動が遅いことはままありますよね。
おそらく、こうしたアプリに興味がある人は写真もたくさん溜まってるはず。

保存の時間もバックラウンドで処理してることもあり、パシャパシャと撮りまくって保存が終わらないうちにアプリを終了しても問題ありません。
カメラロールを開いているとじわじわと写真が増えていくのが見れますよ。

写真を撮るアプリに大事なのは「起動」「シャッター」「保存」のスピードだと思いますが、そのどれもが標準カメラに近い感覚だと思います。

露出（黄色）と焦点（青色）のポイントをそれぞれ任意に設定することができます。
ハイキーでぼかした写真なんかも簡単に撮れるようになります。
フレームを3パターンで分割することができます。
特に3番目の分割は3:2の構図を作りやすいのでポートレートなんかでは便利に思いました。
さらに水準器も備わっています。
分割線と水準器と露出・焦点分割の3点が備わってると、とても写真が撮りやすくなります。
iPhoneの手ブレ補正は元々オマケ程度のものなので、このアプリでも同程度ですね。
手ブレ補正よりも全画面シャッターのほうが手ブレしにくい持ち方を工夫できるので効果的だと思います。
また、ジオタグがアプリ内でオンオフできますので撮る写真によって変更もいちいちアプリを切り替える必要がありません。
写真を撮るのにおよそ行うであろうアクションが、ほぼすべてサポートされています。
システムサウンドはシャッター音を含みませんのでご注意。

PROCAMERAの特徴はカメラ機能だけではなく、豊富な加工機能にもあります。
「アルバム＆スタジオ」のメニューから写真を選ぶと「PRO LAB（コントラストや彩度、色温度の調整）」「PRO CUT（回転やトリミング）」「PRO FX（フィルター）」の3種類が選べます。
PRO LABは各パラメーターをスライドバーで調整しますが、1%単位の移動がとてもやりやすいです。
色の変化も数値に対して適正に思える程度の幅で、気分はちょっとした現像スタジオ（プロラボ）です。
フィルターは効果の程度は調整できず、サムネイルのままになります。
ボクはプリセットそのままは嫌いなので、この機能は使わないでしょうね。