なにごとも過渡期はいろいろ弊害もあるものです。
どうも、鰐です！

Googleなど、ある特定のサイトだけが遅くなったなーと感じたりしてますか？
フレッツ光NEXTを契約してるけど、去年夏くらいから遅くなったような気がしてますか？
そんな時にはネットワーク設定からIPv6を停止すると改善するかもしれません。

特にNTTのフレッツ光などの回線を利用している場合、効果があるかもしれません。
しかし、IPv6を停止したから必ず通信速度が向上するわけではありませんのでご注意を。

ところで、IPv6というのを聞いたことがあるでしょうか？

インターネットに接続するときに必要なもののひとつに「IPアドレス」というのがあります。
123.123.123.123みたいな3桁×4組のアレですね。
アレがIPアドレスです。
これが、今のところ主流になっている「IPv4」と言う規格です。

IPv4は32ビットという単位で表され、これは2の32乗の組み合わせを持っている意味になります。
コンピューターはなんでも「2進数」でなければ理解してくれません。
0=0、1=1、10=2、11=3、100=4と増えていって、255=11111111になります。

123.123.123.123のIPアドレスを2進数に直すと1111011.1111011.1111011.1111011です。
2進数で32桁の組み合わせですので2の32乗。
だから……4,294,967,296。約42億通り以上の組み合わせが可能です。

膨大な数み見えて、じつはこの42億の組み合わせがもうすぐ足りなくなります。
足りなくなると、インターネットに繋げられない人がでてしまいます。
困った。
どうするか。
組み合わせを増やせば良いんじゃね？←天才

ということで考えられたのがIPv6で、これは128ビットになります。
2の128乗になります。
IPv4より1桁とか2桁とかそんなちゃちな増え方ではありません。
IPv4は430×10⁷ですが、IPv6だと340×10³⁴です。
桁が27も違っちゃって単位がわかりません。
とにかくこれだけ増やせば足りなくなるってことはないだろ！
ということで考えられたのがIPv6です。

ところが。
いままでIPv4だったのをIPv6に切り替えるのは、じつはとても大変。
せーのっ！でサクっと切り替えるわけにはいかないのです。
そこでちょこちょこテストしたり、部分的にIPv6に対応させたりとしてるわけです。
そしてMacもIPv6に対応してるわけです。

ところがこのIPv6。
世間的にはまだまだIPv4が主流ですのでIPv6はウォーミングアップ中です。
ぜんぜん本気出してません。
本気じゃないからすなわち手抜きってわけじゃないですが、色々あって遅い場合があります。
やっぱり主流に絞ったほうが（今はまだ）諸々都合良かったりするわけです。

長くなりました。