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みんなもっともっとオールドレンズを含めたMFレンズを楽しもうよ!
どうも、鰐です!

本日は「難しいほうが盛り上がる!」という性根がM属性の方へ向けての記事です。
NEXに限ったことではありませんが、ミラーレスでは積極的にマニュアルフォーカスを楽しみたい!
いや、楽しみましょうよ!
当ブログでは常にこう叫び続けたい。
「マニュアルフォーカスこそ、自分苛めの入り口でありゴールである」と!
そして写真を公開するのも、また羞恥心への挑戦であります。
(以下の写真はクリックで拡大します)

NEX-7にVoigtlender Color-Skopar 35mm F2.5 PIIの組み合わせです。
最短撮影距離は70cmなので約80cm離れ、絞りはF5.6で撮影しました。
ピント合わせはMFアシストの11倍で背面液晶を使って行いました。
MFアシストはある範囲を5倍もしくは11倍に拡大して表示する機能です。
そこにピーキング機能を加えると、ピントがわかりやすくなってとても便利。
ピーキング機能はピントが合った場所に色をつけて教えてくれる機能です。
11倍でピーキングを使うとかなり細かいレベルでピント合わせをアシストしてくれます。

等倍の17%まで拡大した絵。
中央の桜と枝の反対側の桜にピントを合わせて撮ってみたので、そこを切り出してみました。
その周囲もそれなりにディテールを残したかったのでF5.6まで絞ってみたんですが……
きっとF8くらいまで絞ったほうがよかったですね。
今回はあえての1枚撮影で挑んだのですが、無理はしないでいくつかのF値で撮るべき。

このくらいの拡大まではピントも合ってるような気がします。
最短撮影距離が長くても、高画素数のデジタルカメラならこうして切り抜いちゃうのも手ですね。
作品撮影などでは邪道でしょうが、趣味で楽しむ分にはそんなこと気に病む必要ないと思います。
せっかくの高画素ですし、デジタルですし、楽しむことには貪欲であるべき。

そして、こうして切り抜く場合にはRaw撮影が最適です。
現像の段階で切り抜けるので、多少の縮小も行われますから画質の劣化が少なくて済みます。
NEX-7くらいの画素数があれば、多少小さくしてもそれなりのプリントサイズまで問題ないと思います。

勇気を出して等倍での現像です。
ボクは中央の花にピントを合わせたつもりでしたが、2〜3cmくらいかな?奥にズレてたのが判明!
事実を知ってから全体の写真をみると、花の輪郭がちょっと甘いような気にもなっちゃう自分苛め。
でも花の茎の産毛みたいなものまで写ってるのがスゴイね……。
80cm離れてこれだけ写るのは予想外に驚異的。

MFアシストやピーキングを使っても、1メートル弱の距離で数センチの誤差なくピントを合わせるのは難しいです。
でも、この数センチの甘さにストイックであることが楽しいわけですよ。
数センチの甘さはAFでも生じるでしょうし、そこから先をMFで微調整するほうが効率的です。
AFレンズでもマニュアルでピント合わせできますからね。
ですから、ストイックであるだけならAFレンズでもそうなれるんですけどね。

じゃあ何故あえてのMFレンズなのか!

一番の違いは、手応えだと思います。
ピントを合わす、F値を変える。
そのひとつひとつに対してのレンズから感じる手応え。
自分の手の動きに応えて、筒の中で小さなパーツが動く手応え。
限られた時間の中で撮るのであればオートフォーカスのほうが効率的。
でも、効率を排除することで見つかる楽しさってあると思うんです。
趣味であるなら、そうした楽しさも味わいたい。
指先の細かい動きでいろんな表情を写し撮る楽しさを味わいたいわけです。

ボクはMマウントを使っていますが、正直これはちょっとお金がかかります。
でも、たとえばFマウント(ニコン規格)などにすればかなり経済的。
レンズ自体は数千円から中古品が買えるから、AFレンズを買うよりお安く楽しめます。
特にニコンは中古も豊富ですからレンズを探しやすいし、ジャンク品でも比較的使える物が買えちゃいます。
このへんもMFレンズが趣味的に良い点ですね。
ほかにはM42というマウントが、古いけどとても安く入手できるものがあります。
ただし、マウントアダプターはあまり安いものは買わない方が良いです。
1mm以下の精度でもピントへの影響はありますから、たとえば無限遠でピントが合わないケースもあります。
ボクのオススメは宮本製作所のRayqualシリーズ。
ちょっと高いですが、その品質は間違いないです。
手軽に始めてみたいから安いマウントアダプターで良いや!という方もいます。
でも、撮れた写真がイマイチでは写真自体がおもしろくないですよね?

来月にはゴールデンウイーク。
マニュアルフォーカスでゆっくりと写真撮影なんて過ごし方、いかがでしょう?

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Sony NEXシリーズ(NEX-7)でMFレンズは難しいけど楽しい!それを伝えたい!

UPDATE: 2012.04.07
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