買っちゃいましたSONY DSC-RX100M3です。
正確には買い換えですけどね。
今回の買い替えから3ヵ月ほど前、同じくSONYのDSC-RX100を中古購入して、そりゃもう心底気に入って毎日持ち歩いては撮影して遊んでいたのですが、タイミングとか人間関係とかインターネットとか、価格とか下取り価格とかお友達価格とか、これまた様々な要因が絡み合ってRX100M3へと買い換えてしまいました。
しかし、初代RX100になにかあきらかな不満があったのかと言えばほとんどなく。
むしろRX100M3に買い換えたいまでもRX100シリーズのベストバイは初代RX100だと思っているくらいです。
例えば初代RX100よりRX100M3のほうは広い範囲を撮影することができますが、初代RX100でもiPhone6などと同じ広さを撮影できます。
カメラを使い慣れていて多少のコダワリを持つ人でなければ初代RX100の広さで不足を感じることは少ないと思います。
逆に望遠側は初代RX100のほうが遠くまで撮影できます。
ズーム撮影できる範囲が広いほうが様々な場面の撮影をカンタンにできるし、カンタンなほうが撮影をより楽しめると思います。
初代RX100では背面液晶が固定ですが視野角が広いので斜めからでも液晶が見えやすいですが、やはり液晶が動くと撮影の幅が広がります。
ただし、液晶が動くと多少厚く重くなり、故障の可能性も増えて、購入価格も高くなってしまうというデメリットもあります。
じゃあ初代RX100のほうが良いカメラということか?と問われれば、それはまた別であって、そもそもズームの範囲が違うとなれば、カメラとしてそれはまったく別のカメラであり、どちらのほうがと優劣をつけることにはあまり意味がないと思うわけです。
強いて言えば、ボクの場合には初代RX100で「あと少し○○だったらなあ」という点がいくつかあり、それが「もうすこし広角(広く)撮影できたら」「もうすこし近づいて撮影できたら」「もうすこしMモードが使いやすければ」「もうすこしボタンへの機能割当を自分好みに設定できたら」の4つ。
もうすこし細かい欲を言えばまだまだあるのですが、使用中によく感じるのがこの4点なわけです。
この4点を満たしてくれたRX100M3は、ボクが初代RX100に感じた「足りない」を補ってくれる良いカメラであり、撮影がより楽しくなった良いカメラです。
もちろん、RX100M3にしたことで「これは必要ないのだけどな」と感じる点もいくつか備わってしまったわけで、それが「自撮りできる稼働液晶」「NFC対応」の2点がおおきなところ。
この2点についても今のボクにとって不要なだけで、メリットとして捉える方も多い機能だと思いますし、夫婦で旅行へ行ったり、Androidのスマートフォンに買い替えたりした際には便利だ!と感激しちゃう可能性もいまから感じている機能だったりします。
というかね、全体的にほんの少し何となく使いやすくなったと感じる部分が積み重なってるデジカメであるところのRX100M3なので、その積み重ねを感じるのが「実際に使ってみた」上での感想になるわけですから、これがわりと実感できるくらいに「具体的にナニというのを言葉にするのは難しいのだけど、使ってみると初代RX100より確実に使いやすいのがRX100M3だなコレ」とか思うわけです。
RX100M3に買い替えたメリットとして、地味な部分で大きかったのはメニュー画面の構成が変わったことで、ボクがメインカメラとして使っているα7Sと雰囲気が似た(別のカメラを使っていても違和感が少ない)というのがあります。
自分でも思いますが、この2台を持っているというのは比較的マニアのほうであり、あまりメリットとして感じることはない部分だと思います。
でも、RX100シリーズとα7シリーズを併用する方にはちょっと大きなポイントになると思います。
中古でも数万円の物ですし、なかなか簡単には買い替えもできないわけですが、それでもやはり使ってみないと自分に合うかどうかってわからないものです。
特にRX100シリーズのように、似た構成のカメラが併売されているときには、選択肢が多いこともあってどれが自分に最適なのか判断が難しくなることも多いです。
まして、メニュー画面の好き嫌いなんて店頭でちょっと試した程度で「こ、こ、これじゃああああ!ワシの求めてるものはコレなんじゃああああ!とか悟ってしまえる人ならともかく、なかなかその境地に至れているユーザーも少ないでしょう。
そこで初代RX100とRX100M3を所有してみた上で《はじめてデジカメを買う方》《何を撮りたいとかは決まってないけどカメラが欲しい方》には、初代RX100を買うのをオススメします。
4つの兄弟機種のなかで、いちばん安いというのが大きいです。
価格は絶対ですから。
ほかのRX100シリーズとの差額で液晶フィルムとか、ケースとか、SDカードとか、交換バッテリーとかを購入したほうが楽しく写真を撮れるようになると思います。
カメラに限らず、デジタル製品は高額なほうが高機能になるものが多いですが、すべての機能を使いこなせるユーザーというのは実際かなり少ないですし、ほとんどのデジタルカメラはカメラの基本性能に不足を感じさせるような品質ではないので、もっとも安いRX100を購入したからといって落胆しちゃうようなことはあまりないと思います。
その上で。
しかしRX100M3には、コレを使ってしまうと初代RX100にはなかなか戻れない魅力と性能があります。
間違いなく。
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