オールドレンズが好きな方には有名なレンズです。
価格も比較的安く(送料込み7,000円で購入)扱いやすいのが人気のポイントなのでしょう。
マウントはLeica Lマウント。
これにLM変換(バヨネット)リングを使ってMマウントアダプターに装着しています。
Mマウントはフランジバックが短いのでマウントアダプターも薄くなります。
そのため、JUPITER-8のような小さいレンズを使ってもバランスがとても良いのです。
フィルター径は40.5mmのネジ込み式になります。
ヤフオクでストア出品している八仙堂に、これにちょうどよいレンズフードが2500円で売っています。
フィルター先端にネジ切りしてあるので、フィルターにNDやCPLを取り付けできるすぐれもの。
JUPITER-8は3群6枚のレンズ構成。
これはカールツァイスのゾナーという名レンズと同じ構成です。
絞りは9枚とオールドレンズとしては枚数が多く、絞った際に比較的きれいな円形を作ります。
F値は2.0〜22.0、最短撮影距離は指標で1.0mですが回転は0.9mまで可能です。
デジタルカメラであれば実効0.9mの最短撮影距離となります。
0.9mは正直なところ、扱いが難しいですね。
せめて0.7mくらいであればとは思いますが、こればかりはどうしようもなく。
寄りたい場合は先のレンズフードにクローズアップレンズを取り付けるのが良さそうです。
正面の刻印も至ってシンプル。
ところでJUPITERは普通に読めば「ジュピター」ですが、ロシア製ということは「ユピテール」が正しい?
樽型で愛嬌あるボディからも、なんとなく「ユピテール」のほうが語感として似合う気がします。
50mmという画角はAPS-CのNEXに装着すると75mmという画角に相当します。
これと同じ画角ではSEL50F18のレンズがあります。
性能的にはすべてにおいてSEL50F18のほうが優れていますが、ただ1点だけ。
この小型でありMFであるため、レンズ本体の重量はたったの125gしかありません。
NEX-7と組み合わせても500g以下の超コンパクトサイズ。
NEX-5であれば400g以下になってしまいます。
使ってみた最初はクセのない普通のレンズだなあと思ったのですが、そこはやはりオールドレンズ。
強い日差しの中で使えばとても濃く、淡い光の中で使えば淡くなるレンズに思います。
ただ、デジタルカメラで使う場合にはRawで撮影すれば関係ないのですけどね。
その場合、F2.0の明るさとレンズの小ささで、とても扱いやすいレンズになります。
普段は24mm〜35mmくらいのレンズを使ってるけど、念のため中望遠も持ち歩きたい。
そんなときにとても重宝するレンズだと感じます。
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